ロシア連邦漁業庁と中国農業省がＩＵＵ漁業防止にかかる覚書に署名

２０１０年０９月２７日　モスクワ発
[ロシア連邦漁業庁と中国農業省がＩＵＵ漁業防止にかかる覚書に署名]
９月２７日、ロシア大統領メドヴェージェフの北京訪問に同行した、ロシア連邦漁業庁長官クライニーは、ロシア連邦漁業庁と中国農業省との間のＩＵＵ漁業防止にかかる覚書に署名した。
この覚書において、ＩＵＵ漁業防止のため、ロシアと中国の政府間協定に発展させる準備をおこなうことが確認された。

ロシアFOC/IUU取締情報 48“Мают”

２０１０年０９月２０日 ウラヂオストク発

[沿海地方国境警備局がカンボジア旗商業船を拘束]

ロシアＦＳＢ沿海地方国境警備局は、専用漁具を備えカニを輸送していた、カンボジア旗トロール漁船СТР“Мают”（ＳＴＲタイプ マユト）を拘束した。

９月１５日、当局は、管轄ロシア排他的経済水域をパトロール中、“Мают”を発見し停船させ、検査したところ、船内から専用漁具と活カニ、そして５．５トンのニシンを発見した。

“Мают”は許可なくカニの漁労活動をしていた模様で、船長は韓国の東海港を出港し、日本の港へ向かう途中、ロシア排他的経済水域に入域してしまったと説明している。

“Мают”は更なる検査のため、ナホトカ港へ連行された。

ロシアFOC/IUU取締情報 47"Lion"

２０１０年０９月１３日 サハリン発

[サハリン国境警備局がオホーツク海においてカンボジア旗商業船を拘束]

今月９月１２日深夜、ロシアFSBサハリン国境警備局所属警備艇*"Корсаков"（コルサコフ）は、テルペニア岬（北知床岬）の南東６０マイルのオホーツク海ロシア排他的経済水域をパトロール中、カンボジア旗の"Lion"を発見、これを停船させ検査をした。

"Lion"から水産物製品が発見され、乗組員１４名はロシア人、母港はプノンペンと判明した。

"Lion"は、これらの商業活動に必要なチェックポイント通過にかかる手続き等に違反しており、当局により更なる検査のためコルサコフ港へ連行された。

*"Корсаков"（コルサコフ）　１０４１０号計画「スヴェトリヤク/スヴェトリチヨク」型国境警備艇

　写真は同型のネヴェリスク

ロシアFOC/IUU取締情報 46“Джиант“Сапфир”

２０１０年０９月１０日　サハリン発
[サハリン国境警備局が２隻の外国旗商業船を拘束]
ロシアＦＳＢサハリン国境警備局は９月初め、活カニを違法に所持していた２隻の外国旗商業船を拘束した。
サハリン国境警備局は９月５日、テルペニア湾北東ロシア経済水域で、ベリーズ旗商業船“Джиант”（ジャイアント）を停船させ検査したところ、２０トンの活カニを違法に所持していた。
“Джиант”の乗組員１５名は全員ロシア人だった。
その後、同海域で当局はシエラレオネ旗の“Сапфир”（サプフィル）を発見、検査したところ、こちらも３０トンの活カニ製品を違法に所持、運搬していた。
“Сапфир”の乗組員２０名も全員ロシア人だった。

衆議院外務委員長 鈴木宗男氏との話し合いはIUU漁業防止へ集約される

２０１０年０９月０２日 モスクワ発
[衆議院外務委員長 鈴木宗男氏との話し合いはIUU漁業防止へ集約される]
日本の衆議院外務委員長 鈴木宗男氏を代表とする訪問団のメンバーは、ロシア連邦漁業庁を訪問し関係者と面会した。
ロシア連邦漁業庁においては、懸案となっているIUU漁業防止協定を中心に、ロシアと日本の漁業関係について話し合われた。
*衆議院外務委員長 鈴木宗男氏は、９月１日、「ロシア及び中央アジア各国等政治経済事情調査議員団」の団長として、成田から北京経由でモスクワへ向かった。９月２日、モスクワで活動した後、翌３日００１０-、カザフスタンへ空路移動した。

ロシアFOC/IUU取締情報 45"Great Ocean 2"

２０１０年０９月０２日 モスクワ発
[北東管区国警備局が日本海でパナマ旗商業船を拘束]
ロシアＦＳＢ北東管区国境警備局は、日本海においてカニの密漁を行ったカンボジア旗商業船"Great Ocean 2"を拘束した。
当局所属警備艇"Орел"（オレル）が"Great Ocean 2"を検査したところ、乗組員は１４名のロシア人と１名の韓国人で構成されており、船内からは専用の漁具と活カニ施設、約４トンのニシンとスケトウダラが発見された。
また、商業船としての登録も今年４月で期限が切れており、一連の商業的活動を満たす許可証等を所持しておらず、更に日報の記載もなかった。
"Great Ocean 2"はこれらの違法活動の更なる調査のためサハリンのコルサコフ港へ連行された。