2011年12月22日 モスクワ発
[ロシアは北朝鮮とのIUU漁業防止政府間協定締結の準備をする]
ロシア連邦漁業庁は、2011年12月22日、ロシア政府幹部会において、北朝鮮とのIUU漁業防止協定締結にむけた協議が行われると発表した。
この報告は連邦漁業庁長官クライニーが行い、外務省の他、利害が発生する連邦行政当局との調整、北朝鮮との交渉による合意文書の承認が検討される。
協定案には、水棲生物資源の漁獲の妥当性の担保と確認、輸出証明書の発行とその検査体制等が盛り込まれている。
(以下参考過去情報)
2011年04月28日 モスクワ発
[ロシアと北朝鮮がIUU漁業防止協定覚書に署名]
ロシア連邦漁業庁は、アジア太平洋の港への密漁製品の密輸出を防ぐため、4月27日水曜日、ピョンヤンにおいて、ロシアと北朝鮮はIUU漁業防止協定覚書に署名したと発表した。
ロシアはIUU漁業防止のための政府間協定を、昨年夏に韓国と締結、中国、日本ともその準備をしており、この覚書への署名は、北朝鮮との政府間協定締結への大きな第1歩と位置づけられる。
関係者によると、毎年、自国水域内で、公式なデータの3倍のカニや魚が漁獲されており、ロシアにとってこの問題の解決は極めて重要なもので、特に、カニやウニをアジア太平洋市場へ密輸する密漁者のほとんどが、ベリーズ、パナマ等に船籍を登録した便宜地籍船FOCであることが指摘されている。
2011年04月26日 モスクワ発
[漁業庁長官クライニーが北朝鮮を訪問しIUU漁業防止を協議]
ロシア連邦漁業庁長官クライニーは、北朝鮮を訪問し、水産大臣パク・ツイヒヴァンと両国の漁業分野の国際的協力について協議をおこなっている。
4月27日には、ロシア連邦漁業庁と北朝鮮水産省との間で、IUU漁業防止協定が合意される予定だ。