2015年11月26日
サハリン発
[択捉島のパッカー能力が増強される]
2015年10月4日、択捉島クイビシェフ湾沿岸において缶詰工場”Континент”(コンチネント)社が操業を開始した。
これまで択捉島では、プロストル湾コンセルヴノイ沿岸において、戦前からの”Сяна”(シャナ)社が缶詰を製造していたが、これにより同島のパッカー能力は増強されることになる。
1945年、日本の水産加工場はすべてソヴィエトへ手渡されたが、大部分が資材不足等により使用されてこなかった。
新缶詰工場”Континент”(コンチネント)社は、現在、主に太平洋サケマスを製品化しており、12時間シフトで、部位に分けられた原魚を12トン-14トン処理、約2万9,000缶を製造する能力をもっている。