旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

307 初めての村上春樹さん 

2013-06-22 06:01:15 | 思い出日記
 村上春樹さんと言うと、ノーベル賞候補にあがるぐらいだから、難しい本ばかり書いていると思って今まで読みませんでした。偶々、本で良く売れる、村上春樹と百田尚樹とどちらが凄いかとテレビでやっていました。その採点にあたる多く人が、村上作品を読んでいないというのも何故か分ります。 

 図書館で本を借りて、短編物を読むと読み易く、そして‘やがて哀しき外国語’を読んだら自分と親近感を覚えるほどの人だと思い、機会を見つけ長編物に一度挑戦をしようと思っています。やっぱり、読まず嫌いは駄目だと反省しています。

 映画を愛しポール・ニューマンが好きである点も、年もほぼ一緒、私と殆ど変わらないのに何が違うのか?ポール・ニューマンの着ている服を見る為『動く標的』を10回見た、ヤクルトファン(だと思う)で、神宮でヒルトン2塁打を打ったのを見て何かがヒラメキ、作家になった言っています。こちらは江夏が辞めさせられたのを気にいらず、タイガースファンを止めたのがいけなかったのか、今では(御免なさい、前からです)大変に大きな違いになっています。

 ‘いったい誰の人生が間違っていないだろう、お前の人生は間違っているとかいないとか、誰に確信を持って断言することができるのだろう’と言う一節が肝に伝わりました。

 日本を離れて一番強く実感するのは、自分がいなくても世の中、何の支障もなく円滑に進行していくのだと、一年位たてば、きっとみんな自分という人間が存在していたことさえ忘れてしまうだろう。ときどきは思い出しくらいはしても、だれもとくに痛痔は感じないはずである。こう村上さんは言っています。
 この人でこうなんですから、先行き私が亡くなっても誰も気にしないでしょう。私の両親、先に亡くなった姉も、我々兄弟がいなくなったらと思うと淋しい限りです。

 アメリカに来てから日本という国について、あるいは日本語という言葉についてずいぶん真剣に、正面から向かい合って考えるようになった。ここまでは私と変わらないです。小説を書き始めたころ、少しでも日本語的なものの呪縛から逃れたいと思っていたのが、歳を取って日本語で小説を書くのが好きになってきた。日本語が他の言語より言語的に優れているとか、そう言う事を言っている訳で無く、あらゆる言語は基本的に等価であると認識してる。部分部分で分り難いと思います。しかし、この点については後ほど、私の考えと違いを順次述べて行きたいです。ノーベル賞候補に何を言うか(@^^)/~~~

 私はというと、肝心な所で、他人の影響を直ぐに受ける。それは良い考えは直ぐに受け入れる、日本人的と言えるます。坂本龍馬は、勝海舟に弟子入りした26歳から32歳で暗殺されるまでわずか数年の間に、近代日本の礎を築きあげたと言えます。人生、長生きしても今まで何創ったかなと考えます。今から創らなくてはと考えさせられます。
コメント
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