旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

333 祭の季節 ‘よ~いあさ~ !’

2013-10-12 07:00:00 | 思い出日記
 祭りの季節です、京都は春の葵祭りの始まり、優雅なものが殆どです。提灯を家の軒先に、巻き寿司、鯖寿司を出されたのを思い出しました。サバは嫌いでした、今なら何でも食べるのに惜しい事をしました。時代祭りは、ピィヨロホットイテと幼稚園の頃に騒いでいました。祇園祭りは勇壮な?コンコンチキチンで、やっぱり京のお祭りはゆったりしています。
 
 灘のけんか祭は、初めて見た時は本当に驚きました。開催日が、今日から15日と3連休と重なったので例年以上凄い人になると思われます。日本人がこんなにたくましかったかと思える程体格が良い人達が、まわしを締めて神輿を押して(昔はかついでいたそうです)家々の前を歩いて行きます。親戚の家が近くにあるので、段々畑の棚田が桟敷席になっていて座って下の方に見た祭りは人が一杯で、丁度ローマのコロシアムにいるように感じたのでした。 各町内色分けしたカラーで‘よ~いあさ~’の掛け声と共に、棚田の底で神輿をぶつけ合う姿が繰り広げられる姿は見る価値十分です。

 そこへスイス人の友人を連れて行った事があります。日本に来る約束から既に30年以上経っていましたが、彼氏と2人でやって来ました。休みを2週間程取って、案内役に徹して毎日200キロ以上走行して、葺き屋根で有名な京の美山町、奈良、勿論京都等を色々案内しました。

 丁度そのスイス人を連れて行った時、神社での予行と言う形になるのか神輿合わせを見ました。残念ながら棚田迄行けなかったのです。雨の中でしたが、見るのに熱心になって姫路城に行くのに時間が無くなった位でした。この地域では、学校も休みになり、一年で一番盛り上がると聞きました。

 思い出すのが、確か半世紀以上前に映画『世界残酷物語』で取り上げられた、パンプロナの牛追い祭りに行ったことです。そのスイス人も友人のバスク人、名がロケにそのお祭りを見せてもらった時も、丁度こんなだったと思います。牛追い(本当は牛追われ)の前に、朝早くから赤のバンダナを首に巻き、白い服でまとまった小人数の鼓笛隊が、幾つも町中練り歩いている姿がとても印象的でした。こんなのをテレビでモット映せば良いのに残念です。

 闘牛場には牛の前を走ったら、そのまま中へ入って無料で楽しめました(私は有料で正面入り口から入りました)。全然残酷ではなくて、獰猛な若い牛には、角にカバーをし、乳牛も出て無料の人でいっぱいの闘牛場に放して、面白かったでした。(その後、マドリッドで見た闘牛は残酷でした。)

 朝早くサンセバスチャンからパンプロナ迄行ったはずなのに、祭の印象が強烈だったのか道中はマルキリ忘れてしまいました。唯一車を友人が運転したのを思い出します。外国のお祭りを見たのは後にも先にもこの一回切だったと思います。今思い出しましたが、社会人になってから、京の祭の様なパレードだったと思いますが、アムステルダムでも見ています。

 これ以外にも見ているかも知れないですが、印象が強いので紹介しました。世界のお祭りは何故か共通するものがあるのですね。


 
コメント
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