旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

162 フラッグスタッフ

2010-08-07 06:14:26 | 日記
 日本を出る前に絶対アメリカで見ようと思っていた一つの望み、地平線まで一面の大草原を夢に描いたのですが、テキサスではその印象も殆ど無く通り過ぎました。
(社会人になってダラスからWACAまで車で行きましたが、回りに何も無いだらだらとした道に、その時は早く着いてくれと、ただただ思っただけで、結局草原の景色を楽しむところではありませんでした)。

 グランドキャニオンに行く途中になった所ですがフラッグスタッフに、どう行ったのか、これもスッカリ忘れましたが、そこで夜を一晩、なんとバスストップで過ごしたのでした。

 何故夜になって着いてしまったのか忘れました。泊る所が無いので、野宿は危険でできないですが、まあそれに近いもので、小さな戸も閉まるバス駅でしたが誰もいない所で夜を過ごす事になったのでした。欧州での経験がこんな事もやったのでしょうか、やはり、暗い所にいる自分自身を、心細かったのか良く覚えています。
 寒さをしのぐ為の物は何も無く、ベンチに横になって寝たのですが、勿論そんな馬鹿な事をしているのは私一人だけでした。どうにか無事に一晩を過ごせたのです。これも、怖いもの知らずであったという事でして、今となってこんな所で泊まったとは信じられません。

 そこからグランドキャ二オンに行ったのですが、バスを降りて普通の広い道を歩いて行くとそこにヴューポイントがあってそこから見たのですが、その雄大さには感激はありませんでした。
私の想像していたものと余りに違い、地上にボコッと穴が開いている感じがしたのでした。いつの間にか、高い所に来ていたので何かイメージしたものと違いました。
 未だに、そこで感激しなかった理由を知る為にもう一度行こうと思っていますが、未だ再訪できずに今日に至っています。

 道中は、見事に忘れてしまいましたが、サンフランシスコで冬なのにTシャツでいる人を横に見て(そもそもアメリカ人は子供の時に冷暖房の部屋で過保護に育っていて、汗をかかないから皮膚感覚が麻痺して、それと皮下脂肪が多いので暑さ寒さに鈍感になっているのに違い無いと言うのが私の考えです。)公衆トイレに入ってマタマタビックリ(各国トイレは色々)しました。

 各ドアの所に料金を支払う有料トイレでしたがその有料には驚きませんが、一番奥、一箇所トイレにドアが無いのでした。
決してドアを壊した物ではなく普通の個室でした。私の想像ですが、多分お金の無い人の為にそこを開けていたと思ったのでした。アメリカでトイレの足元が総て見えるのにも驚いたけれどこのドアの無い有料トイレには正直驚き参りました。
(その当時は、映画でもトイレの映る場面は殆ど見られないでしたが、現在の映画の暴力場面でトイレは良く見られますが、当時はまだまだ足元が総て見えるのがなかったですから、その時は驚きました、西部劇時代の名残かとも思いました。
そもそも、京都ではやっと水洗が一般に普及して、高校時代に山科に引越しした家で生まれて初めて、洋式トイレを見たのでした。それから、何年も経って無いのにこのトイレには参りました)

考えてみたら女性用はどうなっていたのでしょうか?残念ながら知るすべも無かったのでした!多分女性の方が金をもっていて、トイレには、ドアがついていた事でしょう。
 
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