たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

動物園を忘れる旅2021 DLやまぐち号の旅編vol.2

2021年08月27日 06時21分47秒 | マイルド鉄の旅

ディーゼル×重連×STU48?

 

14時・・・

暇です。

雨の中、出歩くのも何ですが、とりあえず駅郊外から停車中のDLやまぐち号を見に行ったりします。

ついでに駅前のお土産屋でお土産の里芋焼酎、源氏巻き、そしてビール、酎ハイ、つまみを購入します。

 

ホームに出てベンチで過ごします。

こちらのほうが風が通り気持ちいいのです。

15時30分に機関車が客車に連結するところ、そしてホームに入線するところを眺めます。

 

 

 

そして15時40分、無事に乗車です。

車内放送では豪雨の影響で徐行運転するため到着遅れるとか・・・

 

困惑する車内・・・

歓喜する車外・・・

 

カオスの中、DLやまぐち号は新山口駅に向かってゆっくり発車してゆきます。

車内は乗車率6割ほどの混みようです。

概ね乗り鉄・撮り鉄か、家族連れか・・・意外と一人客も多いですね。

そんな中、後ろの4人組のおばさま方の元気なこと。

 

新型コロナも恐れぬ車内での

ノーマスクでの楽し気なおしゃべりに、

勇気をもらいます。

(↑嫌味です、一応・・・)

 

徳佐駅から山口駅まで雨のため徐行運転です。

ある意味「お得」なんですよ、同じ料金で長く乗っていられるので・・・

車内でも特に混乱なく、「しゃーないし」的に楽しんでおられるようです。

 

 

車内では、瀬戸内を盛り上げるアイドル「STU48」の初代センターで、グループいちの鉄道ファンである瀧野由美子さんとコラボレーションし、瀧野由美子さんプロデュースオリジナルデザイン『記念乗車証』プレゼントがあります。同時に通常のSLやまぐち号運行時に頂ける『記念乗車証』とは異なるデザインのDLやまぐち号『記念乗車証』もGETです。

 

途中、何度か列車の行き違いの為に停車しますが、特に列車外に出ず、頑張る撮り鉄を車窓から眺めています。

 

しかし、撮り鉄さん。

思った以上に頑張ります。

 

津和野駅で見送ってもらった撮り鉄さんたちは、車であちこちに先回りし、写真に収めては、バズーカー(望遠レンズ)を抱えて車に走り、そして車をぶっ飛ばしては、さらに先回りする・・・

 

そこそこ体力がいります。

いえ、すでに

スポーツの領域です!

 

どうせ田舎の一本道なのですが、その内、大きな事故になるような気がします。

そんなことを思いつつ、列車は山口駅に到着します。

ココからは通常運転です。

軽快に走る重連運転に住人の方々も手を振ってくれます。

 

列車は1時間15分ほど遅れて新山口駅に到着です。

 

ここからは在来線で最寄りの駅に向かい、小雨になった道を5分程歩けば自宅に到着します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園を忘れる旅2021 DLやまぐち号の旅編vol.1

2021年08月25日 19時12分20秒 | マイルド鉄の旅

津和野の町は今日も豪雨?

 

8月14日(土)

超豪雨です。

実はこの日、久しぶりに鉄旅にでも行こうとDLやまぐち号に乗る予定としていました。

 

DLやまぐち号??

 

実はSLやまぐち号の牽引機関車のD51 200、C57 1は修理、整備のため現在使用できません。

その間、ディーゼル機関車(DL)で牽引します。

ある意味「レア」なので、乗っとく?ことにします。

 

しかし、前日から降り続いた件の豪雨で、13日には運転取りやめが決定したところです。

15日まではさらにレアなディーゼル機関車2両による重連運転も予定されていたこともあり、ちょっと残念ですが諦めることとします。

 

だが、しかし・・・

 

 

20日にJR西日本が重連運転を月末まで延長する神対応を発表します。

それでは、と言うことで、22日に急遽、津和野散策を交えてDLやまぐち号の旅を決行することとします。

 

日程をザックリ言うと。

朝、新山口駅から津和野まで特急スーパーおきで行きます。

10時から15時まで津和野散策を楽しみ、上りの15時45分のDLやまぐち号で戻ってくる計画です。

 

散策の間は、概ね飲んでます

酒蔵巡りか昼食を肴に軽くひっかける予定です。

 

 

ちなみに・・・

津和野町は島根県で県境をまたぐことになりますが、「山口ゆめ回廊博覧会」開催最中ですし、特段大きなイベントもないことから「良し」と判断します。

 

 

8時20分に自宅を出て最寄りの駅に向かいます。

普通電車に乗り込み、新山口駅に着くと特急スーパーおきへの乗り継ぎは4分。

この間に、駅構内のコンビニで朝食、ビールを確保し、発車2分前に乗車するという美しい乗り継ぎを夢見ていたのですが・・・

 

コンビニ、

コロナの影響で閉めてやがる(泣)!!

 

仕方なく、特急に乗り込みます。

車窓からは緑の田畑が美しい光景を眺めます。

9時57分 津和野に到着です。

 

曇天ですがまだ雨は降っていません。

とりあえず空腹を満たすために、駅近くの茶屋に飛び込みます。

山菜うどんとおにぎりのセットで朝食です。

 

朝食後は津和野の街を散策です。

「西の京」と言われるだけはあり情緒たっぷりです。

 

新型コロナの影響でお客も少なく、安心して散策できます。

 

コイに餌をやったり、教会に行ってみたり町中をブラつきながら、ほぼ町中を1周します。

 

えっと、太鼓谷稲荷には登りません。

暑いですから・・・

 

 

酒蔵巡りもひと段落したところで、昼食です。

 

郷土料理 遊亀

 

あゆ、やまめ、うなぎ等の川魚と山菜を中心とした料理を出すお店です。

それほどお高くないですし、雰囲気がいいのでよく利用します。

 

13時ちょっと前

いい感じになったところで、駅前の安野光雅美術館に寄ってみます。

 

エヴァじゃないです

パステル調の画風の作家さんです。

こちらの美術館にはプラネタリュームもあるのですが、

 

確実に寝る自信があるので自粛(?)です

 

駅に戻ってみると撮り鉄さんが右往左往しています。

下りのDLやまぐち号に乗ってきた人や、車でやまぐち号を追っかけるスタイルの人まで、大きなカメラを持った方々が、そこいらに屯しています。

 

お~~

くわばらくわばら・・・

 

正直、嫌いなんですよ、ガチの撮り鉄さん。

「鉄道好き」と言いつつ、平気で迷惑な脚立等を列車に持ち込むし、割り込みやら、場所取りやら、攻撃的で動物撮りと一味違った「尖り方」しているところが鼻につきます。

 

(↓一例)

もちろん、全ての「撮り鉄」とは言いませんよ。

問題はその割合なのです。

 

とにかく、共○党フェミビーガン撮り鉄とは、

絶対に友達にはなれる気がしません。

 

さて、特にすることがなくなり、駅のベンチで過ごします。

ちなみに津和野駅は改修中で、売店や蕎麦屋は休業中です。

この頃から雨脚が結構強くなってきます。

 

帰れるのか?俺・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園を忘れる旅2021 四国まんなか千年ものがたり 乗車編

2021年07月15日 06時02分23秒 | マイルド鉄の旅

退屈しないこと 

それが大切

 

7月3日(土)

今日も雨予報です。

が、何とか持ちこたえてくれそうな雰囲気です。

嫁は「わんぱーくこうちアニマルランド」に終日行きたいとのことですが、俺は少々食傷気味のため、インターバルを取るために列車の旅を計画します。

 

朝、特急南風6号に乗り、多度津まで行けば、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」に乗車可能です。

四国まんなか千年ものがたりは、「おとなの遊山」をコンセプトにした観光列車で、基本、ちょっと優雅なレストラン列車です。

全席グリーン指定席でコロナ以前は正にプラチナチケットです。

多度津出発は10時18分ですので、高知から多度津まで行っても余裕で乗車できるのですが、ついでに善通寺観光できるかな・・・と、ちょっと浮気心を持った事から、一駅手前の善通寺駅からの乗車とします。

善通寺駅で折り返す形で「四国まんなか千年ものがたり」に乗り、先ほど特急で通過した大歩危駅まで乗車し、そしてさらに特急に乗り継いで高知駅に戻ってくる計画です。

 

「ちょっと優雅なレストラン列車」な訳ですが、今回は『食事なし』での乗車です。

なんせ5,600円しますから・・・

お飲み物を頼んだら6千円ですよ!

 

さすがにコレはキツイので、悩んだあげく、食事なしとします。

ちなみに、列車には売店というかビュッフェがあり、簡単なおつまみやスイーツ、お飲み物の販売をしていますので、ご安心を。

 

さて、時間は7時40分

ホテルから駅まで10分程で到着です。

ホームには既に乗車予定の特急南風6号が停車しています。

実はこの列車、「アンパンマン列車」なのです。

アンパンマンのカラーリング、内装、アンパンマンシートも有ります。

 

聞けばこの路線のアンパンマン列車は2両編成有り、赤色と黄色らしいのですが、今日は黄色に乗車です。

 

ちなみにアンパンマンシートは指定席なのですが、さすがに

50過ぎのオッサン一人で

アンパンマンシートは辛いだろ・・・・

と、判断し、普通の自由席とします。

 

8時1分に高知駅を出発します。

四国山脈を越えることから、結構パワフルなディーゼルエンジンで、さらには振り子列車となっていることから相当なスピードで山道(鉄道)を駆け上がってゆきます。

まぁ、なんというか・・・

そんな振り子の気持ちよさからか、朝からウトウトとしている内に、山を越え谷を越え、さらに山を越えて琴平駅、そして善通寺駅に到着です。

 

琴平駅到着が9時35分

善通寺駅到着が9時39分

そして多度津駅到着が9時44分と割と近い間隔であるので、お好みの駅で「四国まんなか千年ものがたり」(以降、面倒くさいので「列車」と記載)に乗り継げます。

参考までに列車は多度津駅を出発すると、善通寺駅、琴平駅以外の駅からは乗車できなくなっているようです。

同様に下車できるのは大歩危駅のみですので、阿波池田駅で降り徳島線で徳島方面へ・・・というのも不可能なようです。

 

善通寺駅で下車して善通寺へ行く算段でしたが、雨模様で、かつ納経帳を家に忘れてきたことから、リスクを冒して出歩かず、おとなしく駅周辺で列車の到着を待つこととします。

とはいえ45分ありますし、「駅前近くの参道にお土産屋ぐらい有るんじゃね?」的な軽い気持ちで散策してみましたが、

 

 

マジ、なんも有りません!

駅ナカのセブンイレブンが唯一のオアシスの様です。

そうこうしている内に列車の入線時刻です。

今回は先頭の1号車、6席しかない一人掛シートの内、人気の右側2Cを確保しています。

 

テーマ曲を流しながら入線してきたのですが、停車すると入口に絨毯マットがしかれ、なんだかリッチな気持ちとなります。

1号車は春をイメージした緑のシート、3号車は秋をイメージした赤いシートです。

なんだか高級感あふれるシートにソワソワしていると、BGMと駅員のお見送りの中、出発していきます。

と言っても、次の停車駅琴平駅までは5分程です。

 

琴平駅ではお食事の積み込みの為に15分程停車します。

停車の間、駅ホームに隣接する専用の待合室に行くことができます。

お食事を注文されたお客様にはこちらでお水とスープの提供があります。

俺は食事代をケチった(笑)ことから、それを横目で見つつ、金色の畳なんかを眺めて時間を過ごします。

さて、列車はいよいよ本格的に出発です。

乗車できる駅がこの先ないし、山岳地帯に入るし、お食事を注文されたお客様には、いよいよ料理の提供が始まります。

俺は、横目で見つつ、ノンアルコールと香川県3種のおつまみセットです。

列車はやがて坪倉駅に到着です。

簡単に「到着」といっても、スイッチバックで一旦折り返さなければいけない駅です。

ちなみに特急は停車しませんので、ここに来るには在来普通列車で来なければなりません。

さらに車では来られない駅とのことなので、正に秘境駅です。

 

で、そんな秘境で記念写真です。

 

15分程の停車を楽しみ、列車は再び山岳地帯を進みます。

滝だったり、見晴らしのいい清流に架かる橋だったり、適度に見どころがあるので、全く退屈しません。

 

お食事のお客様には先ほど2番目のお皿が配られています。

俺はオリーブサイダーを楽しみます。

 

列車は山岳地帯を超え、吉野川流域の阿波池田駅へと到着します。

阿波池田といえば俺達の世代だと高校野球のイメージが強いです。

駅では車掌の服装等を用いた写真撮影などを行っていますが、さすがにパスし、祖谷かづら橋のミニチュア等を眺めて時間を潰します。

しばしの休息を終え、再び列車は山岳コースへ入ります。

峠・・・というかトンネルを抜けると、この列車の展望の核心といえる、小歩危峡、そして大歩危峡に差し掛かります。

 

 

だが、しかし・・・

 

行きの特急列車の車窓から見ちゃったので、少し新鮮味が感じられません。

それでも、ラフティングの方々から手を振られると、嬉しくなり手を振り返します。

 

列車は定刻に、終点の大歩危駅に到着します。

2時間半の長丁場でしたが、全く退屈しない、楽しい列車旅です。

例えば同じ時間を過ごすにしても「することないな」と思わせる鉄道旅と比べると、かなりの評価だと思われます。

俺だけの意見でなく、降りられるお客様みなさんの笑顔がその意見を裏付けています。

ここで駅を出られるお客様、同じ列車で引き返すお客様と様々な中、俺はすぐ後に到着する特急南風7号で高知駅に向かいます。

 

よくよく考えると行きに乗った特急が岡山に到着し、引き返してきた同じ列車に乗ることとなります。

行きは始発駅の高知駅からだったので自由席でよかったのですが、帰りは座れるか心配だったので指定席を取っています。

 

いえいえ、アンパンマンシートではないです(笑)

 

とはいえ、あちこちにアンパンマンが描かれており、斜め前の席のお子さんも大喜びです。

お母さんと子供がキャラクターの名前当てクイズをしています。

母「この黒い人は?」

子「バイキンマン!」

母「これは?」

子「アンパンマ~~ン!」

母「この女の子は?」

子「メロンパンナちゃん!!」

母「じゃ、この人は??」

子「楽天カードマン!」

 

俺:ぷっ!

あぶなくコーヒーを吹き出しそうになります。

 

そんなこんなで高知駅に到着です。

駅近くの餃子の王将で、お昼ご飯を頂きます。

えっと・・・

餃子2人前と書かれていましたが、3人前の間違いでは?

と、思ってしまいます。

駅前から土佐電の路面電車に乗って、わんぱーくこうちに向かいます。

終点駅まで乗って、歩いて10分程です。

この頃から天気が怪しくなってきます。

パークについて、嫁と合流し車からカメラを持ち出し、撮影を始めて10分でいよいよ本降りです。

 

 

 

そのまま車に避難し、しばしお昼寝です。

16時45分、嫁を回収し今日の宿、龍河温泉に向かいます。

 

以前も利用した龍河温泉ですが料理と酒がおいしく、かつ、リーズナブルです。

今日も温泉につかり、おいしい料理を頂きます。

 

今日の酒は飲み比べセット

×2(??)

 

高知の地酒を網羅する勢いです。

 

販売自粛とはなっていないでしょうが、20時にええころ満足して、今日も早々に就寝です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園を忘れる旅2020 vol.2

2020年08月27日 04時59分29秒 | マイルド鉄の旅

ショートワープ&「SLやまぐち号」編

 

12時52分

定刻に○○のはなしは東萩駅に到着です。

見たところ団体のお客様はおられないみたいなので、お客様の行動パターンは概ね5パターンです。

1 市内観光を行う方

2 電車を乗り継いで益田方面に向かわれる方

3 バスで新山口駅に向かわれる方

4 再び「○○のはなし」で長門又は下関へ向かわれる方

5 バスで津和野観光へ向かわれる方

 

乗客も15名程になっていたのですが、個々別々、駅の周りには誰も居ない状態です。

 

言っても山口県で一二の観光地なのですが、ヤバイぐらい人が居ません。

先ほど何か売店でもないかと駅隣の(ほぼ廃墟)ビルをくぐった時、異次元に迷い込んだのではないかと疑うぐらい、人が居ません。

 

程なく津和野行きのバスが来ますが、それまで3本、駅前をバスが出発していきましたが、全て乗客無しです。

 

ちなみに津和野行きのバスには俺含めて2名です。

13時18分バスは津和野に向けて出発です。

萩市外を抜けた後は何処をどう通ったのか分からない田舎道を進みます。

ほぼ1時間にわたり携帯は「圏外」です(泣)

何となく山口市阿東を抜け、国道9号線沿いを進み県境をまたぎ、津和野には定刻どおり15時04分に到着します。

 

料金は2,220円ですが、車内でバスカード2,000円分を購入すると、200円安くなるという裏技を使います。

 

SLやまぐち号出発まで40分程ありますが、この間にしたいことは、

1 とりあえず、トイレ!

2 SLやまぐち号用のビール確保

3 お土産の源氏巻確保

4 小腹が減ったので軽く食事でも

 

まずはトイレを済ませ、前に利用したことのあるヤマザキショップへ行ってみるとまさかの閉店・・・

仕方なく駅前のお土産屋でビールとお土産の地酒を購入、駅構内のお土産店で源氏巻を購入し、ついでに隣の立食蕎麦で肉蕎麦を掻き込み、俺のターン終了です。

時間は15時40分

コロナ対策のため改札はないとのことなので、そのまま改札を通過し、車内へ入ります。

 

乗車するのは5両ある内の一番後ろ、5号車です。

5号車は上り便では最後尾となり後部展望車となります。

往路では最後尾が1号車となりますが1号車はグリーン車ですのでグリーン券がないと展望スペースには入れません。

Vol.1でも書きましたが、今回は「青春18きっぷ」を利用しますので、グリーン車には乗る事ができない訳で、自ずと展望スペースに入れるのは復路しかありません。(座席指定券とは別に、別途グリーン券だけ買えば良いのですが、まぁ一般的ではありません)

ちなみに青春18きっぷで乗車できる車両は2号車から5号車です。

2号車から4号車は「オハ35型の復刻版」なのですが、5号車だけは「オハ31型の復刻版」で、さらに古い趣となっています。

 

そんなこんなで15時45分、拍子抜けするほど静かに津和野駅を発車します。

人気列車のため、そこそこ混雑はしていますが、満席っていう程ではありません。

そういえば交通系youtuber「スーツさん」がSLでは再生回数は伸びないと言っていましたが、確かに乗車している間はSLだろうと電気機関車だろうとさして変わりないし、SLであることより車内(客車)のイメージの方が大切なようにも思えます。

ただ、じゃあSLの人気に陰りがあるのかと言えば、乗客や山口線沿線の人々の反応を見る限り、そんなことはないと感じています。

 

さて、ビールに酔う前に車内散策にでも行ってみましょう・・ということで、ついでに売店を覗くつもりで歩き出すこと数分。

 

車内で地元動物園の園長とバッタリ対面です。

お互い「なんでアナタがココに・・・」的に固まります。

 

園長は「奥さんと夏休み」、俺は「ただ飲みたいがため」と挨拶をしておきます。

ちなみに3号車には売店の他に「石炭くべゲーム」的なものもありますので、興味がある方はどうぞ。

SLやまぐち号は徳佐を過ぎ平坦コースを進みます。

ここら辺はカメラマンも多く、また地元民もSL通過時は手を振ってくれます。

当然、ほぼ全力で手を振り返すので、SLやまぐち号乗車は「結構、忙しい」のです。

篠目駅を過ぎたら最後の上りです。

ちなみにSLやまぐち号は2種類のSLで運行されています。

C57 1号機と、D51 200号機です。

CとDは駆動輪の数で、Cが3個、Dが4個です。

D51はC57より高馬力で山口線には此方の方が向いているように思えますが、当初はC57で運行を始めました。

ちなみに今日はC57です。

 

仁保駅手前の長いトンネルを通過すると、後は長い下り坂です。

坂を下りきったら、山口盆地、そして椹野川沿いに下ってゆけば新山口駅です。

 

山口駅から先は高校3年間を通った通学経路でもあるので、まぁ流す程度です。

SLやまぐち号は17時30分、定刻に新山口駅に到着です。

 

新山口駅で山陽本線に乗り換えれば自宅最寄りの駅はすぐそこです。

 

今回は県内ほぼ半周の観光列車による鉄道旅です。

観光列車の集客力は高く、広島や山陰地区でも新しい観光列車が就航予定です。

チャンスがあれば新しい列車に乗ってみたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園を忘れる旅2020 vol.1

2020年08月26日 06時24分52秒 | マイルド鉄の旅

「○○のはなし」、アップロード編

 

かれこれ3年程前の8月

山口県日本海沿岸を走る山陰線に観光列車「○○のはなし」が運行開始されたことから、早速乗車しに行ったときのことを日記に記しました。

結果を言えば「酷評」といわざるを得ません。

しかし、あれから3年。

運行内容の熟成も予想されることから、そろそろアップロードしておく必要があります。

よって、従来の夏休み期間の終わりも迫る8月22日、前回とは逆の往路に乗車することとします。

しかも今回は「SLやまぐち号」へ乗り継ぐ行程です。

 

・・・できるのか?

そんなの・・・

 

 

と、思われる方、こうご期待!!

 

8時前に自宅を出て最寄りのJR駅へ

そこから一路、新下関駅を目指します。

 

「○○のはなし」始発駅は新下関駅です。

車中の飲み物(平たく言うと「ビール」)、食料(=肴&昼食)を事前に確保しようとすると、下関駅の方が便利なようですが、3年ぶりですし、全線コンプリートしたくなったので、今回は新下関駅から乗ることとします。

駅の売店(セブンイレブン)でビールや食料一式を購入し、クーラーバッグに詰め込みます。

 

 

ある意味大切な情報なのですが、新型コロナ対策のため、「○○のはなし」車内販売はアルコールを含む飲料、食料の販売が休止となっています。

「車内で飲みたい人、なにか食べたい人は、自分で持ち込んでね」っていうスタイルです。

 

そうそう、言い忘れていましたが、今回は「青春18キップ」を使います。

 

9時35分

発車定刻は9時59分なので、そろそろホームに行ってみましょう。

入線が見たいのですが、ダイヤを見ると出発直前の入線のようなので、焦らずホームで待っていると、程なく「○○のはなし」が入線してきます。

 

新型コロナ禍の昨今、乗客はそんなに多いわけでもなく、少なくもない、言わば「ちょうど良い感じ」の乗車率です。

一通りの撮影を済ませ、席に着き出発を待ちます。

鉄旅には、このドキドキ感が必要なのですよ。

 

○○のはなしは2両編成で、1号車が和風、2号車が洋風です。

前回の乗車では1号車が満席だったため2号車を利用したので、今回は1号車をチョイスしてみます。

えっと、思いついたのが10日前なのですが、コロナ禍の昨今、余裕で座席確保です。

 

9時59分、定刻どおりに「○○のはなし」は新下関駅を出発します。

 

 

程なく下関駅に到着です。乗客はこちらからの方が多いかも。

12分程停車した後、10時20分に下関駅を出発します。

下関駅で列車の前後が入れ替わります。

しばらくは市街地を走るので、海を見ることはできません。

この間に、記念乗車券の裏にスタンプを押しておきます。

 

 

ここで、気になる「乗り継ぎ」について説明しておきます。

「○○のはなし」上り(東萩行き)の終着駅は『東萩駅』です。

到着は12時52分

一方、「SLやまぐち号」上り(新山口行き)の始発駅は『津和野駅』で、出発は15時45分です。

 

つまり東萩駅-津和野駅間を2時間53分で移動できれば、同じ日に2本の観光列車を乗り継ぐことができるのです。

そんな都合の良い移動手段があるのか??

 

あるよ!!

 

東萩駅前13時18分発の防長バス津和野行き

これに乗れば、15時04分に津和野駅に到着します。

交通渋滞や遅延を考慮しても41分の余裕があることから、津和野駅での買い物も可能ということです。

 

ちなみに逆区間ではバスの接続が悪く、2本の列車はつながりませんのでご注意を!!

さらに上りのSLやまぐち号をチョイスしたのにも他にちょっと理由がありますが、それはまた後ほど・・・

 

「○○のはなし」は、やがて市街地を抜け、海沿いに出てきます。

景色が開けたところで、ビール解禁です。

 

しばし、海を眺めつつビールを飲み進めます。

この旅程は、以前、「○○のはなし」の前身である「みすゞ潮彩」で利用したことがあります。

ちなみに「○○のはなし」の車体は「みすゞ潮彩」の車体を再改造したものだとか・・・

(裏は取ってないので、詳しい人に聞いて・・・)

天気がよければ、美しい北浦の海を、存分に眺めることができます。

 

天気がよければ・・・

 

実は新下関駅を出る少し前から、雲行きが怪しかったのですが、下関駅通過後についにどしゃ降りとなってしまいます。

雨雲レーダーを見ると、30分も係らず、雨雲を抜けられるようです。

 

列車はさらに進み、超有名観光地の「角島」最寄りの駅「阿川」や、油谷湾の眺めが広がる地区を通過し、長門市に入ります。

下り線では長門市駅から支線に入り、仙崎駅に行くのですが、上り線は支線には入りません。

列車は長門市駅を出発し、山陰線を東へ向かいます。

ここまでビール2本、ワイン(缶ボトル)1本を空け、昼食のミニ天丼を平らげています。

隣の席のおじさんはレモン酎ハイ中心に結構なペースで飲んでいたので、後半、お疲れのようです。

 

萩市三見の海の絶景を車窓に眺めつつしばらく走ると、萩市駅、そして終点の東萩駅に到着です。

 

「○○のはなし」の再評価ですが、コロナ禍の影響で売店メニューに制限がある中、コンテンツ的には充実が図られており、「まずまず」の評価です。

どちらかと言えば悪くない方かも。

ただし、観光アナウンスが随所で行われているのですが、上り下りで原稿が同じなのか、「向かって右側」とか「進行方向左側」という方向が逆のところが数ヶ所あります。

お客様も気にも留めていないようなのですが、動画(youtube)や録音をしている方もおりましたので、修正していただければと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする