俺、アザラシとイルカと戯れる
さて、20分遅れのバスに乗り込み、伊勢シーパラダイスまでは約40分。
夫婦岩前にある割と古い水族館に到着です。
2017年・・・
東京のサンシャイン水族館が中心となって「第1回カワウソゥ(総)選挙」なるものが開催されています。
全国の園館からエントリーしたカワウソによる選挙です。
だが、しかし!!
実情はサンシャイン水族館の人気コツメカワウソ、「やまと」と「ハク」の可愛さを猛アピールしたくて行っていると思えるイベントで、随所に「内のやまと、可愛いやろ!!」といってるみたいなイベントです。
いやね、この辺でネット民から「ちょっとサンシャイン、エグすぎないか?」とか思われてる節があったんですよ。
なんか、できレースっぽくって・・・
当然、当初から人気だったサンシャイン勢に票が集まりますが、そんな中、伊勢シーパラダイスの困り顔がチャームポイントの「ブブゼラ」くんがいい感じで追い上げていきます。
しかし、そんな矢先、ブブゼラくんが病気により急死してしまいます。
お見舞いとお悔やみ票が伸びる中、サンシャイン勢に対抗(?)するネット票が伸びだし、最終的には逆転してブブゼラくん1位、やまと2位となります。
翌年・・・
昨年の屈辱を晴らすべく、サンシャインは再び、やまとで参戦します。
ディフェンディングチャンピオンの伊勢シーは、ブブゼラの子供2頭でエントリー。
結果的に伊勢シーが逃げ切り、2連覇となります。
ちなみにやまとは2年連続2位です。
さらに翌年・・・
カワウソでは太刀打ちできないと悟ったのか、今度は「第1回ヒレアシ甲子園」と題し、アシカ・アザラシ・セイウチ等による「一芸日本一」を競うこととなります。
こちらもサンシャイン勢のカリフォルニアアシカを、伊勢シーのセイウチが割と圧勝で、3連勝!!
近くに鳥羽水族館という巨大水族館がある中、古びた伊勢シーパラダイスが、全国3連勝を飾るという大事故(笑)を思い出します。
恐るべし!!
日本のネット民
(&動物園・水族館勢)
ということで、伝説の水族館「伊勢シーパラダイス」へ初訪問です。
入館するとすぐにアシカプール、そして割と小型の水槽群、さらに奥にはツメナシカワウソ、アザラシ、イルカプールがあります。
ちょうど、ゴマフアザラシを触れる「ゴマちゃんタッチ」の募集をしていましたので、大人げなく列に並びます。
よく、野生動物へのタッチイベントについての賛否がある訳ですが、普段触れない動物に触れることは有意義で、動物たちが嫌がっていないことを前提に、割と進んで参加しています。
目指すは「一流の触りスト」
なのです
そのあとはイルカと来園者がキャッチボールをするのをず~~~っと眺めています。
いや、楽しすぎて写真撮るのをすっかり忘れています。
2時間ほどで一通り見て回り、後は退園時間までコーヒーを飲みながらのんびり過ごします。
帰りは市街地に向かうバスが遅れるのは必須であろうことから、一旦、鳥羽駅方面にバスで向かい、鳥羽駅から近鉄戦で伊勢市駅へ行き、預けた荷物を回収し、投宿地の松阪市へ向かいます。
伊勢市・・・
年末年始のホテル代がバカ高いのですよ。
有名な温泉旅館は元より、市内のビジネスホテルまで一律、他地区の倍はします。
それならば、お隣の松阪市まで行けば半額で泊まれるってことです。
ということで松阪市駅前のビジネスホテルに当宿です。
夕食は「せっかく松阪に来たんじゃけん、松阪牛、食っていくべ」的な乗りで、「創作和牛 多べ」へ向かいます。
松阪市のブランド化について感心するところがあり、もちろん市内でも食べられる店舗はあるのですが、別に「鶏焼肉」や「ホルモン」があります。
つまり高級な松阪牛は購買力がある大都会に出し、市民には鶏や、安く手に入る部位で名産を作る・・・といった感じでしょうか。
松阪牛(だと思う)の各部位の石焼きをワインで流し込みます。
ええっ、ガチで満足な食事です。
食後はホテルに戻り、早々に眠りにつきます。