たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

思い立ったら、百名山 ~祖母山中編~

2013年07月24日 05時15分07秒 | 山の上
男は黙って「直登コース」


さて、北谷登山口からの登山ルートは2つあります。

山頂から南西に伸びる尾根を行く「風穴コース」と北西に伸びる尾根を行く「千間平コース」です。一般的なガイドマップには緩やかな千間平コースで登り、急な風穴コースを下るルートが書かれています。
風穴コースは鎖場やロープ場があり、結構ハードとの事。

足の負担を考え、下りをのんびり楽しむか・・・

だって、『下山部』なんですもの♪


よって今回は「風穴コース」で登り、「千間平コース」を下るコースを行きます。

8時15分、クライム・オン!!
先述のおじさんは緩やかな「千間平コース」なので、ここでお別れです。


標高差約600mなので、2時間30分を目安に登坂開始です。

スタート直後にいきなりの沢渡り・・・さらに沢沿いに詰めていきます。

沢が終わると、しばらく森の中を進み、梯子を一段登ったら風穴です。

風穴は正に「風の穴」で、穴から涼しい風(冷たい風)が吹き出してきます。
ここまで1時間と5分。

しばしの休息(冷却)の後、再び登坂開始です。
林間を進みクマザサをかき分け、岩をロープの力を借りよじ登り、木の根っこのジャングルジムみたいなのを登ったり・・・

たしか、どっかのガイドブックに「家族向き」とか書いてましたが、子供さんは冒険ぽくって楽しめるかも・・・
しかし大の大人には「体力を消耗する障害物」以外、何者でもありません。
スタートして2時間20分、やっと眺めの良い二面岩って所に到着です。



ここから観る祖母山山頂・・・
まだまだ距離も高度もあるやんけ!!









「恐れることはない。遠いものは大きく、近いものは小さく見えるだけのことだ」






そう言い聞かせて、出発です。
さらにクマザサをかき分け、梯子をよじ登り、頂を目指します。

頂上直下で、朝お目にかかったおじさんに再会です。
「こちらの下りは急だし、足下が滑ります。気を付けて。」と挨拶を交わします。
おじさんの初めての登山、楽しんでおられるようです。

さて、呼吸を整え最後の一登りです。
登山を始めた当初は、へろへろで登頂と同時にへたり込んだりしてましたが、ここ数年は頂上間近で一端、呼吸を整え「余裕だぜ!!」みたいな顔で登頂の瞬間を迎えることにしています。
11時15分、ちょうど3時間で登頂です。


頂上には2組のグループと、数人のソロの方がおられます。
私ともう一人が到着すると、急にガスで真白になります。
そしてなぜかトンボの大群が・・・


頂上でお稲荷さんとあんドーナツ、そして缶コーヒーで昼食です。
昼食を食べてると、少しガスも晴れてきました。

11時40分、下山開始です。
粘土質に足を取られつつ、「千間平コース」を下ります。
40分程で開けた草原に出ます。
ここが国観峠です。ここから振り向くと、祖母山山頂が見渡せます。

さらに30分程緩やかな道を登ったり下ったりしていると、熊本、宮崎、大分の3県の境界、「三県境」に着きます。
一応、お約束で、ぐるっと回って、三県を踏みしめておきます。

三県境からしばらく下ると、少し開けた場所に出ます。
どおやらここが千間平でしょうか?

ザックを降ろし、木陰でしばしの休憩です。
ちなみに登りで水約1L、頂上で250ccの缶コーヒー、ここまでの下りで水500cc、、ペットのスポーツドリンクを半分消費していますが、一度もトイレに行っていません。
ここから先は、そんなに急では無い林間を下るのみです。

ちょっと長め(20分ぐらい)休憩ののち、再び下山です。
最後の休憩からちょうど一時間、13時50分に北谷登山口に到着です。

結局、登り3時間、下り2時間10分です。
コメント
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