たいちゃんの奥の細道

~人生、すなわち旅也~

俺VS動物園 長野の冬は超絶寒い編vol.4

2018年01月07日 07時21分17秒 | クマと動物たち
そして、飼育員になる

12月23日(土)
今日は1日飼育員体験の日です。
つぅ事で、早々に宿を出発して須坂市動物園に向かいます。


よくある「体験イベント」だったら、午前か午後か数時間、エサの準備やエサやり体験、展示場の掃除なんかやるのが常かと・・・




だが須坂は違う!!

「8時15分から朝礼がありますから、8時頃まで来て下さい」
ですって・・・




ガチのやつやん!!



とりあえず、今日も朝食をセブンイレブンで済ませ、昼食を購入し、作業着、長靴、防寒着を着込み、準備万端で須坂市動物園に到着です。


8時15分
まずは朝礼・・・っていうか自己紹介
次は先日亡くなったニホンカモシカのユリちゃん、そしてツキノワグマのケンとメリーについて一通り説明を受けます。
参加者へのサービスと言うより「お客様に聞かれたらこう答えるように・・・」という、研修みたいなもんです、はい。

そしていよいよ、実戦配備です。
担当するのはニホンジカバーバリーシープです。
まずは展示場の掃除から。
結構な高さがある展示場の上から糞を掃き降ろしていきます。
せっかく下まで行ったと思ったら、再び上の方で糞をしてたりして結構大変です(笑笑)

それが終わったらご飯をあげます。
さっきまで逃げ回ってたヤツらもご飯をあげるときだけ寄ってきます。
その間、異常のある個体はいないか、食欲のない個体はいないか注意を払います。
一通りご飯が済んだら、お片づけをします。
次ぎに午後の食事の準備です。
リンゴを切ったりペレットを計ったり、体調のすぐれない子のためにお薬入りの食事も準備します。


次ぎにイベントの準備です。
「猛禽類のエサやりタイム」用に肉を準備します。
肉は普通の鶏肉だったり、養鶏場から貰ってきた鶏の頭だったり、今回はクリスマスということでヒヨコだったり・・・


そしてイベント開始
トビやシロフクロウ等にエサをやりながら生態等についてお話しします。


ちなみに体験飼育員と言えど、特定動物(俗にいう「猛獣」)と鳥類(鳥インフルの関係)には入れません。
よって猛禽類のイベントも檻の外から見学です。



イベント後はクリスマスイベントの準備です。
一日園長の任命式がありますが、申し込んだのは4才の女の子。
我々同様の酷使はしないようです(笑)

昼食休憩を挟み午後の活動です。
その前に休憩中に園内散策です。

トナカイさん
最近、角が取れたようです。


一見すると、何の動物かよく分かりません(笑)


カピバラさん
カピバラ温泉、最高に気持ちよさげです。



イベントの合間を縫って午後のお掃除、午後のエサやりの準備です。
バーバリーシープのボクくんは、新しい飼育員(笑)に慣れたのか、後から忍び寄ってきます。
飼育員さんが「油断してると突進してきますから」と笑顔で教えてくれるのが、なんかシュールです。


つまり、「ダルマさんが転んだ」状態で、注意しつつ作業を続けます。



次ぎに空いた時間を利用して、動物たちの説明看板を作成します。



今回はバーバリーシープの看板を製作しました。

そんなこんなで気が付けばもう夕方です。


最後に調理室の掃除を済ませ、今日の作業は終了です。
飼育員さんのお仕事、思いの外、大変です・・・
しかしそんな中、飼育員の方々が動物に愛情を注ぐ姿を見ることができて、とても良い経験ができました。


さて時間は17時過ぎ
体験飼育員で使った長靴やカッパ等を、自宅に送り返す段ボール箱を購入し、今日の宿に向かいます。
今日の宿は須坂から20分程山に入った高山村にある山田温泉 平野屋です。
雪降ったら絶対行きたくないような山坂道を進むと、こぢんまりとしつつも意外と近代的な旅館が並ぶ温泉地に到着です。

共同浴場「大湯」を中心とした山田温泉郷です。
その中の一軒「平野屋」を予約しています。

もっと何というか「ひなびた温泉宿」かと思ってたら、予想以上に近代的で何から何まで行き届いた旅館に、逆にビックリです。

夕食は味はバッチリ、ボリュームも十分で文句なしです。
温泉は「熱いよ」とクチコミで書かれてましたが、マジ熱いです(笑)
源泉がこの熱さとは・・・
迷わず水で薄めて入浴します。

で、今日も作業の疲れか、20時過ぎに爆睡です。
コメント
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