写真教室の講師だと??
11月某日
件のカメラ屋さんから、とあるお誘いが
12月末の土日
地元中高生対象の写真教室を徳山動物園で行うので「講師」をお願いできないか・・・と
いやいやいや・・・
俺、素人だし
県レベルのコンクールの受賞実績ないし
おまけに当日は高知への遠征予定あるし
一旦、お断りしたものの、数日前に既出のコロナによる遠征中止により、当日の予定が空いてしまいます。
まぁ、冷やかし半分で「空いたからお手伝いしましょうか」的な連絡をしたところ、
Aクイック並の速攻で
「お願いします!!」のご連絡が。
とりあえず、
承る・・・
(少々、不安)
12月26日(土)
朝一で、今回のイベント仕掛け人 平義彦さんと落ち合います
平さんは、「まちづくり広報の助っ人」で「周南市中心市街地活性化協議会アドバイザー」であり、「周南観光コンベンション協会アドバイザー」でもあり、グルメ豆本の仕掛け人でもあります。
なんでも、情報発信にSNSを用い、地元PRと情報発信の後継者育成を進めているとのことで、今回も地元周南市の魅力の一部である「徳山動物園」を題材に、自ら情報発信するというイベントです。
で、俺は「趣味の写真を楽しむ動物好きのオッサン」で支援エントリーしたつもりなのですが、いつの間にか「地元徳山動物園を拠点に活動する動物写真家」と脳内変換されていた模様です。
過分な評価に恐縮しつつも、いつもの「何とかなるやろ」的な感覚で話を進めます。
今回参加者は男子中学生2名、女子高校生2名
平さんと俺、そして事務局から1名、そして経緯は分からないですが、長門市在住の本格的なカメラマンさん
とりあえず
入園し、動物園撮影のマナーから説明です。
- 三脚等で場所取りしない
- フラッシュを点けない
- AF補助光を点けない
あとは『個人の感性の赴くまま、自由に楽しみなさい!!』
と、教えたのですが
10分も経たない間に、皆さんマニュアルモードに切り替えます。
何でも「AF(オートフォーカス)の反応が遅いから」だそうな・・・
以前、海上自衛隊にまつわる逸話で、「イージス艦のシステムの反応が遅いから、手動にしていいですか」と言った隊員の話を思い出し、あながち嘘ではないのだろうし、若者の順応能力スゲエな・・・
と、納得します。
動物の説明については園長代理の木原獣医士が付いて頂いているのですが、年明けのイベント準備や動物の管理で忙しい時期なので、殆どの説明をこちらで引き受けます。
スリランカゾウ、アカゲザルと比較的撮りやすい場所を案内した後は、マレーグマ舎です。
ええっ、国内屈指の難易度★★★★の施設です(笑)
動き回る上、檻の目が細かく、さらに対象が黒いのでAFが合わせづらい・・・
悩む高校生が
生「先生、こんな時どうしたらいいですか?」
俺「迷わず、スマホで動画撮れ。写真撮影でストレス貯めるより、動き回る謎の黒い物体を見てる方が10倍楽しい。」
小獣舎をザックリ見て回り、ニホンザルの修太郎に散々からかわれた後は、シマウマです。
えっと、そろそろ撮りやすいところに連れて行かないと生徒達のメンタルが心配です。
ライオンが鳴き交わしで大騒ぎの中、「一方その頃感」が半端ないアムールトラの撮影を行い、最後は北園のフンボルトペンギンで締めます。
後ろから見ていると、どの子も良いセンスしているので、まぁ
「教えることは何もない」状態で予定の12時となり、イベントは終了です。
生徒の中には「島に撮影に行ってみたい」とか「カメラを買いたい」という子もおり、将来有望です。
そうそう
今回の教室の反省ですが、子供達相手と言うことで軽い機材で挑もうと思い「KP+DA L55-300」という超破格セットで挑んだところ、サブでついて頂いた方の機材(CANONの最新鋭2台持ち)の1/20の価格だったこと・・・
さすがに、ちょっと恥いです(笑)