内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

搭乗便を待ちながら ― 羽田にて

2016-01-09 10:08:39 | 雑感

 今日フランスに帰国する。羽田で搭乗便である11時25分発のANA便を待ちながら、この記事を書いている。後五十分ほどで搭乗開始。シャルル・ド・ゴール空港からは直行の TGV でストラスブールに戻る。冬時間の間は日本とフランスとの間に八時間の時差があり、日付の上では今晩中にストラスブールに帰り着ける。
 先月、日本へ向けて出発する数日前に、学科の新しい准教授のポストの審査委員長になってしまい、東京滞在中は毎日のように学科長とメールのやりとりをしながら、審査員探しのために何十通というメールを他大学の先生たちに送った。外部委員六名はやっとのことで全員揃ったが、内部審査員があと一人必要で、昨晩新たな候補者に打診のメールを送り、今は返事待ち。十八日までには審査員の完全リストを全員の略歴とともに大学の人事評議委員会に提出しなくてはならない。間に合うかどうかぎりぎりのところである。
 そんなわけで、何をしていても審査委員会のことがいつも気にかかり、今回の滞在は、気持ちの上では十分に寛げなかった。とはいえ、返事待ちの間はすることもなく、実家でゆっくり過ごすことはできたし、まるで春先のような暖かい日が続く中、会いたい人たちに会うこともできた。それでよしとすべきだろう。
 これで冬休みも終わり。明日からは後期の講義・演習の準備、二月上旬の「日本文化週間」や合同セミナーへ向けての準備と息つく暇もないような毎日が続くが、何があろうと、このブログの記事は毎日投稿する。