内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

重い心に射す薄明かり

2017-11-12 21:18:48 | 雑感

 それでなくても気にかかる仕事のことがずっと頭から離れないのに、体調を崩し、予定通りに作業を進められないと、そのことがさらに気持ちを重くするという悪循環に陥る。
 今の私がそれだ。今日も一日中採点作業だったが、思うようにはかどらない。体がだるく、疲れやすく、鼻水も止まらず、ときどき咳き込み、まるで集中できない。窓外は、昨日同様、終日暗い空。雨がときに強く降ってくる。その音に驚かされる。
 明日からの一週間は月から金まで毎日大学に行かなくてはならないから、採点作業の時間を確保するのが難しい。講義の準備もある。睡眠時間を削るほかないが、それでまた体調の回復が遅れるかもしれない。
 昨日、二つ、まったく別々に、暗くなりがちな気持ちを少し明るくしてくれるメールを受け取った。自分が書いたり発表したりしていることがまったく無駄ではないのだ、どこかで誰かの役に立っている、あるいは少なくとも刺激にはなっているのだと信じていいのかもしれない思わせる内容だった。
 今はただ、それぞれの方のこれからの研究の進展を祈念する。