今日の夕方、学長名でCovid-19感染予防対策に関する最新の指針が届いた。その第二項は以下の通りである。
Article 2 :
Le port du masque est obligatoire pour toute personne (étudiants, enseignants-chercheurs, enseignants, autres personnels, visiteurs, prestataires, etc.) de onze ans et plus dans l’ensemble des campus et bâtiments universitaires.
La distanciation physique d’au moins un mètre entre individus doit être respectée.
Toutefois, dans les salles d’enseignement et les amphithéâtres, cette distance doit être respectée dans la mesure du possible sans que cela n’impose une réduction de leur capacité d’accueil.
第一段落は、マスク着用は、11歳以上のすべての者(教職員・学生・訪問者・従業者等)にとって大学の全キャンパスと建物内において義務である、と明確に規定している。
次の一行は、各個人間の最小限一メートルの物理的距離の確保の厳守を求めている。
ところが、次の段落は、教室および階段教室(大教室)においては、物理的距離の確保は、収容上限人数の減少を引き起こさずに可能な範囲で厳守されなくてはならない、と言っている。
つまり、すべての教室において、物理的に収容可能な最大数まで学生を受け入れてもよい、ということである。言い換えれば、出席を希望するすべての学生を教室に受け入れることが最優先され、そのために物理的距離が確保できなくてもいいですよ、ということである。
授業にもよるが、この原則を適用すると、特に新学期開始直後は、教室が一杯になる授業が少なくないであろう。その場合、学生同士の距離は、一メートルどころか、三十センチくらいしか確保できない。どういう結果がそこから生じるかは来週月曜日から二週間ほど様子を見る必要があるだろう。
我が日本学科に関しては、一二年生の大半の授業は一メートルの距離を充分に確保できるほど広い教室を確保できている(このあたりは学科長の周到な配慮のおかげだと言っても過言ではないのだ、と誰か言ってよ)。三年生に関しても、幸いなことに予想よりも若干登録学生が少なく、しかも前期は単位取得済みの留年生もいるから、実際の出席者は25名前後と予想され、五十人収容の教室でも充分に一メートルの距離は確保できる。
ああ、来週月曜日から始まる授業が待ち遠しい!