十一月三十日(パリ・ナンテール大学)、来年三月中(ストラスブール大学)、五月二十四日(フランス国立図書館フランソワ・ミッテラン館)。これらはすでに決まっている研究発表及び講演。そこへ、先週、まったく予期せぬ別の発表の機会が舞い込んだ。一月上旬に早稲田大学で企画されているワークショップへの参加である。
これらの機会の間に、人間関係的にはなんの繋がりもない。テーマにも相互関連性はまったくない。繋がりがあるとすれば、あるいは、繋がりをもたせるとすれば、それは私自身である。どんな意図(あるいは糸)でこれらが結びつくのか、あるいは、これらを結びつけるか、それは私次第である。
でも、言うまでもなく、ただ好き勝手に話せばよいわけではない。どう繋げるか、ちょっと謎解きゲームみたいで、少しワクワクする。
さしあたり、キーワードを並べてみる。
人名の「三点セット」からいくと、パスカル、ハイデガー、三木清。エックハルト、ミンコフスキー、スタロバンスキー。メルロ=ポンティ、ミッシェル・アンリ、西田幾多郎。
テーマ的には、人間学と解釈学的現象学、ノスタルジーとメランコリー、身体と生命の現象学。
いま思いつくままに羅列したに過ぎない。
敢なく空中分解に終わるか、新たな網状組織の形成に至るか。期せずして、来年前半の研究休暇のためのチャレンジングな「お題」をいただきました。