内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

前期前半の授業終了

2023-10-20 23:59:59 | 雑感

 二年生の日本古代史の授業は今日が私の担当分の最終日だった。前期の前半だけ担当するというのは例外的なことだが、これは研究休暇を取得したものは年間授業数を96時間に制限しなくてはならないという規定に基づく。計算上は他の授業の担当時間を減らすことも可能だったが、私の代わりに担当する教員のプロフィールを学科長と一緒に検討した結果、こうなった。
 先日も話題にしたことだが、今年の二年生は雰囲気の好い学年だ。よく聴いてくれたし、いい質問も毎回出た。今日が最後だと言うと、残念がる学生たちもいた。私もちょっと心残りだ。でも、このくらいのところで止めておくのがいいのかも知れない。
 来週、学部は試験週間。授業はなく、試験監督のみ。修士は、日仏合同遠隔授業が火曜日に、通常の演習が水曜日にある。ただ、テロリストがキャンパスを襲撃するという想定の県をあげての大規模な演習がその日に予定されており(なんとタイミングのよいことか!)、いつもの教室は使えないので、遠隔に切り替えた。同じ理由で、同日の学部の試験もオンラインに切り替えた。
試験週間の翌週は諸聖人の大祝日(Toussaint)の休暇。毎年のことだが、九月から十月にかけての学年度はじめの二ヶ月ほどが教員にとって一番忙しい時期だから、この休暇が待ち遠しい。
 休暇明けからは担当授業が一つ減ることもあり、今年はとりわけ気持ちが軽い。そのせいか、今日の夕方、ジョギングのときにいつになく体が軽く感じられ、七キロくらいであがるつもりだったのに、せっかく快適に走れているのにもったいないと、結局十二キロ走った。走った後も気分爽快だった。
 明日から、十一月末のパリ・ナンテール大学での研究発表の準備を本格化する。