昨日、午後ニ時過ぎに帰宅してから、妙に体がだるく、長旅直後のいつもの疲れ方と違うことに気づく。いつもなら帰宅直後に荷を解いてすぐにすべてを所定の位置に戻すのだが、そんな気になれない。TGVに乗車中から覚えていた違和感がはっきりと徴候として現れてきたようだ。
九時前に就寝したが、膝関節まわりに疲労が蓄積したかのような鈍い痛みを感じ、両下肢が何度も攣り、よく眠れなかった。微熱を感じるのだが、体温計で測るかぎりは平熱の範囲内だ。
昨日、ホテルのバーに避難する前にTGVの待合スペースで寒さに震えながら三十分ほど我慢していたのが祟ったのかも知れない。風邪の前駆症状だと思われる。こんな状態に陥ったのは六年以上前のことで、それ以後風邪一つ引いたことはなかった。
食欲はあり、一時帰国前に買い置きしてあった長期保存が可能な食品をいつものように食べることができた。
ここのところ、フランスは寒波に襲われており、ストラスブールの早朝の最低気温は零下五度くらいまで下がっている。日中もせいぜい二、三度までしか上がらない。今日は日中澄んだ青空が広がっていて、ジョギングには好適だったが、さすがに自重した。一歩も外出せず、映画を観たり、湯船にゆっくり浸かったり、くつろいで過ごす。
明日は午後四時から試験監督があり、休むわけにはいかない。それまでには体調が十分に回復してほしい。今日も九時すぎには就寝する。