ユキ(柴犬)を高山に残して、名古屋へ来た。
連日猛暑日が続いているので、暑さに弱い犬を連れて行けば、熱中症になりかねないので、また近所のおばあさんに世話を頼んで、一人で行くことにした。
朝は、日向で寝そべっていたが、出掛ける頃は日陰を求めて小屋の横へ移動していた。
ここは床下から涼しい風が吹いてくるので、夏の定位置になっていて、もう少し暑くなると床下へもぐり込む。
出掛ける時は、一緒に行きたいような素振りもせず、薄目を開けて様子を窺がうだけだが、帰って来た時は、むしゃぶりついて手荒な歓迎をしてくれる。
あまり感情を表わさない柴犬も、数日間一人で過ごす間には、緊張する出来事や不安もあって、ほっとして喜ぶのだろう。
犬も人と一緒にいる時が、一番落ち着くようだけど、名古屋へ着い時は、置いてきてよかったと思うような暑さだった。