名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

仕事始めは円空仏の摸刻

2014年01月03日 | 趣味


今日も好天に恵まれ
西の空を茜色に染めて
穏やかに一日が暮れた。

正月三が日が終わり
夫婦二人の静かな生活に戻った。
残りのおせちで食事を済ませ
初仕事?に取り掛かった。

鑿や彫刻刀を鋭く研ぎ
円空千面仏の模刻を始めた。

今年初めて鑿を手にしたが
切れ味のよい刃物で木を刻むと
気持ちが和んでくる。

鑿さばきは少し慣れたが
柔和な微笑みを彫ったつもりでも
苦笑いのように見える。

次は観音菩薩像を習うので
今まで以上に邪念を捨てないと
般若の表情になりかねない。

飛騨に居た頃は
山岳修験者の円空に惹かれて
足跡を辿っていた。

円空ゆかりの笠ヶ岳二十五山に登り
麓の寺社も訪ねたが
当時は円空仏を彫るなど思いもよらなかった。

今年は、地元愛知を始め奥美濃あたりまで足を伸ばして
より多くの円空仏に触れて、腕を磨きたい。


コメント (2)
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