今日も朝から雲一つない快晴に誘われて
栄の芸文センターあたりまで歩いてきた。
未だ正月休み中の朝は
車も少なく空気も澄んでいて清々しい。
最近、身の丈にあった
小さな暮らしに憧れるようになった。
マンションの間取りで言えば
せいぜい1LDKほどでよい。
郊外の静かなところで
必要最小限の家財道具だけで暮らせないかと
思いを巡らせたりしている。
今の住まいは
5人家族が暮らしていた頃のままで
夫婦二人では丈が合わなくなった。
整理をしたつもりでも
棄てきれない荷物も多く
気持ちまで窮屈にしている。
山里から
住民が減少し、ビルに囲まれた街へ引き上げて
8か月になるが
いまだ終の棲家として馴染めない。
またぞろ尻にむず痒さを覚えながら
種田山頭火の
「また一枚脱ぎ捨てる旅から旅」が、頭をかすめる。