名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

市営シルバーハウジングに住む先輩を訪ねて

2014年01月15日 | 暮らし

今日は朝から雲が厚く
風の冷たい一日だった。
午後遅くになって
ようやく雲が切れて青空が戻ってきた。

円空彫り教室の先輩のお宅で
観音菩薩の彫り方を教わってきた。

所狭しと作品が並べられ
数十本の鑿や小刀が引き出しに整理され
毎日熱心に取り組まれている様子がうかがえた。

部屋の片隅には、小さな作業スペースがあり
原寸図を描き終えて
これから取り掛かるとのことだった。

4歳年上の先輩は仕事から退き
夫婦共通の趣味が木彫であったことから
今は円空仏の模刻を楽しんでおられる。

住まいは、市営の高齢者向き住宅で
8階の部屋からは御岳や伊吹山が眺望でき
眼下には街並みが広がっていた。

お二人とも体に不自由はないが
部屋の構造は全てバリアフリーで
玄関や風呂トイレなども車椅子対応がなされ
各部屋には緊急通報システムが設置されている。

公営住宅で、高齢者専用の住宅があることも
実際に中を見たのも初めてだ。

元気な高齢者が、地域の中で自立し
安全快適な生活を営める施設のニーズは
今後も増えていくことだろう。

円空彫りを教わるつもりだったが
何かと示唆に富むひと時を過ごすことが出来た。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする