名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

刃物の初研ぎ

2015年01月05日 | 趣味


今朝は寒気が緩み、肌を刺すような冷たさは感じなかった。
仕事始めの町は、日の出と共に活気を帯びてくる。



まねごとの初仕事で、彫刻用の刃物と、
年末に活躍した包丁を研いだ。



研ぎをする度に、宮本武蔵の一節を思い出す。
研ぎ師が武蔵の刀を見て、人を殺すための
刀は研げないと断った。

表に掛っていた「御魂研ぎ処」の文字を見た武蔵は、
これを機に剣の強さだけでなく、心も磨くようになった。

にわか研ぎ師は、その境地には遠く及ばず、
未だに切れ味ばかりを求めて研ぐので、 上達が覚束ない。
コメント (2)
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