今日も朝から、真夏のような陽が降りそそぎ、
気温がぐんぐん上がっていく。
朝の散歩もそこそこで、新しい仏像の荒彫り
をしたが、汗がにじみ出る。
最近のテレビ特集で、郊外の住宅や団地で、
空き家が目立つと報じていた。
マイホームを手に入れた人たちが、定年を迎える頃に、
子どもたちは独立して家を離れていく。
残された高齢者は、広い庭付き住宅の維持が
困難になったり、老人施設や入院などで空き家になる。
子世代の多くは共働きのため、便利な都心の
マンションを好むようになり、世代交代がうまくいかない。
郊外の分譲地で空き家が増えるのは分かるが、
都心でも空き家や空室が社会問題になっている。
我が家に隣接する西側の家のおばあさんが、最近亡くなった。
5年程前に老人ホームに入って以降、空き家になっていたが、今後も住む人はいない。
北隣も、一人暮らしのおばあさんが老人ホームへ入り、
空き家の草花の手入れに時々来ていたが、足が遠のき会うことがなくなった。
↑ 扉を破られた蔵
南側の家は10年以上も空き家で、傷みも激しく建物倒壊の危険すらある。
ホームレスが入り込んだり、蔵を破られたこともあって、
ゴミの投棄や落書きで荒れ放題だ。
↑ 中庭に投棄されたゴミ
↑ 雑草が生え放題で蚊の発生源になっている
世代交代が出来ない事情は、少子化と
核家族の要因が大きいようだ。