孫が通う御園小学校の運動会に行ってきた。
錦通りと桜通りの間にある学校は、周囲をビルに
囲まれ、校庭と向かいの下園公園しか広い空間がない。
ドーナッツ化現象と少子化で、全校児童は50人ほど。
校庭や校舎が随分大きく感じる。
都心回帰でマンションが増えつつあるが、少子化の
流れは変わらず、統廃合の検討が続いているようだ。
飛騨の山里にいた頃は、小学校の行事によく参加していた。
20数名の小規模校だが、自然に恵まれた教育環境と、
父兄住民が一体となった行事の運営に、教育の原点を見る思いがした。
今日の運動会も、父兄や祖父母、近隣住民など、
児童よりたくさん参加していた。
昨今は学校や幼稚園に対する風当たりが強く、
砂埃が舞うので校庭を舗装しろとか、マイクの音を下げろ、
防音壁を作れなどの雑音が多い。
元気いっぱい校庭を走り、遊戯をする子供達の姿や、
声をからして指導をする先生方の姿を見ていると、そんな我が儘は言えない。