↑ センダンの花(納屋橋)
朝の散歩は納屋橋を起点に、わが町の氏神様
「神明社」に立ち寄ることが多い。
名駅五丁目ににある神社の一角は、戦災や
開発から免れて、昭和の面影を色濃く残している。
境内の社務所や社は古色蒼然とし、苔むした
大木が茂り、都心とは思えない静けさがある。
古い住宅も空き家が目立ち、小学校も
廃校になって、掲示板だけが名残をとどめている。
お守りをする人がいなくなった屋根神さまが、
朽ち果てていく姿がなんとも侘しい。
ここを抜けると高層ビルが建ち並び、
新築工事のクレーンが林立し、一挙に現実に引き戻される。
高層ビル街に隣接する柳橋中央市場で、
カツオを仕入れてきた。
今年は海況が悪いのか、乱獲のせいなのか、
入荷も少なく初鰹が話題に上らない。
気候変動が大きく、季節感が薄れると、
旬が楽しめなくなる。
今日も夕方まで「円空仏作品展」の会場「市民ギャラリー栄」で、
来場者への説明などで過ごした。
見に来てくれた友人知人にほめられたりして、
嬉し恥ずかしの一日となった。