↑荒子観音寺客殿
今日は「Upaya Zen Center」の一行が、円空仏拝観に訪れる日で、
準備のため朝から荒子観音寺へ出かけた。
↑バスで到着
アメリカで禅を研究する団体は、終末期医療と仏教の橋渡しなど、
社会活動にも取り組んでいるという。
美濃や飛騨の円空ゆかりの地を訪ね、荒子観音寺が最後の訪問地とのことだ。
一行を出迎え、山門の仁王像を拝観後、本堂へ向かった。
ご住職・副住職の唱える般若心経に合わせて、全員が読経をし焼香をした。
↑拝観前の説明
二手に分かれて、一方は客殿で円空仏を拝観し、もう一方は千面菩薩彫刻の体験をした。
↑千面菩薩体験彫刻
どちらも一般の拝観日に訪れる人たちに比べて、円空さんや円空仏に
対する関心の深さが、質問や彫刻に取り組む姿から伝わってくる。
↑完成した像を手に
アメリカ人が中心でドイツやフランス人もいたが、物見遊山でなく禅や円空に
思いを寄せる外国人が多いのに、今さらながら驚いた。
↑プレゼントを貰う木っ端の会会員
最後に本堂の前でお別れをし、予定外のプレゼント交換が行われた。
↑円空仏のプレゼントに合掌と拍手が
木っ端の会からは、会員が彫った円空仏を、センターからは専用キャップとチベットのショールが贈られた。
全員が円空仏のような微笑みを満面に浮かべ、ささやかな国際親善の幕を閉じることが出来た。