名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

大施食法要

2016年08月22日 | 雑感

オリンピックの熱戦も今日で幕を閉じた。
史上最多のメダルを獲得し、東京への弾みがついた一方で、
獲得競技の偏りや、メダル至上主義なども指摘されている。

あれこれ言っても、マラソンの惨敗をみるとメダルあっての
オリンピックと、つい思ってしまう。


今日も台風の影響なのか、雲の動きが不穏で蒸し暑く、
時々顔を出す太陽は、ヒリヒリする暑さを降り注ぐ。


東海地方は風も雨の被害はないので、この程度の
暑さは我慢しなければならない。


昭和区にある、母方の菩提寺で大施食法要があったので、お参りをしてきた。


通常は「お施餓鬼」と呼ばれ、祖先の霊と共に餓鬼道に
堕ちた亡者や、無縁仏の霊にも食事を施す法要である。

曹洞宗では施すものと、施されるものの間に尊卑があってはならないとして、
「施餓鬼」と言わず「施食会」と呼ばれるようになった。


10人ほどの僧侶の読経で、精霊棚の三界萬霊と位牌堂に焼香をし
卒塔婆を頂いて法要が終わる。


十年一日の如く変わらぬ仏事が、今の時代に息づいているのが不思議に思える。
様々なイベントと共に夏の終わりを感じるが、残暑の厳しさだけは今日も居座っていた。
コメント (4)
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