鑿や彫刻刀を研ぐとき、刃が砥石に一定の
角度に当てないと、鋭い切れ味が出ない。
肘や手首の力も安定しないと、刃先が丸くなったり、
かまぼこ型になり切れ味が悪くなる。
研ぐ角度は30~35度であるが、一定の角度を保つのが
結構難しく、未だに満足のいく研ぎができない。
角度を維持する道具を作ろうと、材料で手に入らなかった
「カスガイ型ジョイント金具」がAmazonから送られてきた。
購入した材料と、手持ちのミニベアリングや
板切れを使い、鑿・彫刻刀研ぎ器が完成した。
さっそく研いでみたが、角度が一定に保持され切れ味も上々。
研ぐ角度は、研ぎ器に挟んだ柄を前後させて、33度のところで固定して研いだ。
今まで研いでいた角度がバラバラだったので、
二段の跡がついたが何度か研げば消えるはず。
この状態でも、切れ味には十分満足できた。