↑下園公園
早朝から降っていた雨は、
午後遅くに止んで天気が回復した。
この時期の雨は寒くて冷たいが、今朝の
冷え込みはそれほどなかった。
むしろ公園の木々や街路樹が、しっとり
濡れて趣きがある。
飛騨の山里にいた頃の11月は、文字通りの
霜月で氷雨が雪に変わり霜が降りた。
枯れすすきの霜や、紅葉に積もる雪は風情があるが、
まだ本格的な寒さに慣れない体に、底冷えがこたえた
ことを思い出す。
薬師如来を彫る予定だったが、脇の不動明王を見たら、
気になるところが数カ所でてきた。
手直しをしている間に、次々と出てくるので際限が無い。
夕方までかけてあちこちを彫りなおし、一応完成とした。
西の空が赤く染まり、上空をカワウが巣を目指して帰っていく。
ここの夕焼けは、ほんの数分で終わってしまうのであっけない。