朝から雨が降ったりやんだりで、すっきりしない天気の一日だった。
気温もあまり上がらず、薄着では肌寒かった。
長さ60センチほどのヒノキ材が手に入ったので、竜頭観音像用の
木取をした。
直径20センチほどの丸太を半割りにして木の芯と表の部分を
削ぎ落して三角柱を作った。
小さな隠れ節が数カ所出てきたが、どの程度彫刻に影響するかは
この段階ではまだ分からない。
寸法を入れて余分なところを落としていくと、小さかった隠れ節が
だんだん大きくなってきた。
前面の余分な部分を落とし下絵を描いたら、節は顔の中心部分から
少し外れた。
頭上の節は竜の中心部に出てるので、加工が難しくなりそう。
隠れ節は幼木のころ枝打ちをした時の痕跡で、木の表面に節は残らないが
中心部に残って大きくなる。
隠れ節は加工したときに現れるので、予測は難しい。
やや節の多い材料になったが、このまま彫り進めてみたい。