今日は午前中に荒くれ(飛騨弁で田を起こすこと)をし、午後は代掻きをした。
最初の年は全て人力で起こしていたが、去年から田んぼの持ち主にトラクターでやってもらうことにした。
兼業農家で、土日しか時間が取れないし、自分の田んぼもあるので、かなりタイトなスケジュールの中で行われた。
先ず、わが田んぼの荒くれから始まった。
鍬でやったときは、丸二日間掛かった仕事が、わずか数十分であっけなく終わってしまった。
水を当てている間に、下にあるご自分の田んぼの荒くれをして、午前の仕事を終えた。
掘り起こした田んぼで、カラスが目ざとく大きな蛇を見つけた。
蛇の頭を激しく突付き、弱ったところで畦まで運んでいった。
トラクターの騒音で、無理に冬眠から起こされた青大将は、動きが鈍く簡単にカラスの餌食になってしまった。
これから田んぼでは、様々な命の営みが繰り広げられる。
午後は、水を入れた田んぼの代掻きをしてもらった。
これは、泥と水を攪拌し、田植えがし易いように田面を均一にしながら、細かい泥を隙間に入れて田の水もちを良くする作業である。
少しやらせてもらったが、もたついて日が暮れそうなので、師匠にお任せすることにした。
下働き以外に出番はなかったが、今回も機械と師匠のおかげで、きれいな水鏡が出来上がった。
お師匠さんのおかげで楽ができましたね。
水鏡、美しく映っています!
↓ 山里の鯉のぼり、そして山桜・・・
原田泰治画伯の描く風景のようです。
語源は分かりませんが、荒くれ男でも音を上げる仕事とか?
どうも土の塊からきているようです。
水鏡もそうですが、のどかな田園風景があちこちで見られます。
ようやく良い季節になりました。