ここ数日はスギ林の近くを通ると、鼻がむずむずし、目もしょぼしょぼする。
家の裏のスギも樹齢が40年を越して、赤茶けた雄花がたくさん付いている。
この寒さでスギの花粉は飛んでいないと思うのだが、毒々しい雄花を見ただけで目や鼻が過剰に反応するようだ。
念のために岐阜県の花粉情報を見ても、やはり高山の飛散数は0だった。
どうやら花粉を意識しすぎて、パブロフの犬が唾液を出すように、スギの雄花を見ただけで鼻水や涙を出すのかも知れない。
雄花を手にとって見ても殻は固く閉ざしているし、振っても花粉が飛ばないので、飛散は例年通り2月下旬あたりになりそうだ。
林野庁は、原発事故の警戒区域にあるスギの雄花から最大で1キログラム当たり25万ベクレル余りの放射性セシウムが検出されたが、健康に大きな影響はないと報告している。
花粉症は大気中の汚染物質によって症状が悪化すると言われているので、健康に影響が無いとは言い切れないと思う。
雄花の一粒に40万個の花粉が入っているので、汚染されて一斉に飛び出す光景を想像しただけでくしゃみが連発しそうだ。
これといった対策は無い中で、セシウムを吸着するマスクがよく売れているようだ。
安い使い捨てのマスクで間に合わせていたが、値段の高いセシウム防除マスクを使うことになったら余分な出費となる。
よもや東電が補償することはないだろう。
春は待ち遠しいが、いやな季節の前触れを見てしまった。
セシウムなど健康に影響がなければいいのですが・・・わたしも少し花粉症の症状がありますので、予防が大変です。
平野部ではぼつぼつ飛散が始まるようです。
こちらも寒気が緩むと飛び始めます。
しばらくは憂鬱な日が続きますね。