昨日は荒れ模様の天気の中で、北陸で海を見ようか、奥飛騨で山を見ようかと迷ったが、急遽高速を飛ばして北陸へ行くことにした。
天気はどちらの方面も期待できそうに無かったが、新鮮な日本海の魚が決め手になった。
昨夜は、静かな湯宿で日本海の海の幸を堪能し、温泉も十分楽しむことが出来た。
今日は、風はおさまったが、時々小雨が降る不安定な天気となった。
立ち寄った東尋坊は、荒天で遊覧船は休みのため、海の上から岩場を見物することは出来なかった。
風にあおられながら、岩場の先端まで行って下を覗くと、白波が砕けて、足がすくむほどの凄みがあった。
金沢に寄って、何年振りかに近江町市場を見物し、昼食は市場内のすし屋で、地魚の握りを食べてきた。
市場の一角がリニューアルされて、小ぎれいな飲食店などが入っていたが、やはり生活の匂いが漂い、ざわめきの中にある店の方、が新鮮で旨そうな気がする。
市場を冷やかして回っているうちに、間もなく休漁期に入るので、「来年まで食べられないよ!」の一言で、ズワイガニを衝動買いをしてしまった。
夕食で食べたが、思ったより身が詰まっていて、二人で食べるのに多すぎるくらいだった。
盆と正月が一緒に来たような、グルメ三昧の小旅行だったが、明日からは、いつも通りの味噌汁と漬物のつつましい食生活が待っている。