時代や洋の東西を超えた「趣味の良い」空間である。

↑殿様を引退した第三十代五島家当主・五島盛成(ごとうもりあきら)の部屋は、槍が振るえるように天井が高くしてある。


流行に左右されないというのは、幾何学的に心地よい空間。

イタリアのルネサンスと同じ精神が、気負うことなく体現されていた。

梅の花の裏と表をデザイン化している。
※天井の穴は通気口だとの解説
*
玄関先にあるこの板を三度叩くと、

障子がひらいてお迎えくださった。
すぐに屏風が目に入る。

京都から島流しでやってきた僧・全正の辞世の句

京都でやんちゃをやってこの地に流されてきたが悔しい身の上だがそれでも十分楽しい人生だった、と読めた。
心ならずも流されてきたけれど、地方だったからこそ才能を発揮できる庭園をのこせたのかもしれない。
※庭園についてはこちらに書きました

玄関を入ってすぐ左の部屋上部には「武者隠し」がある。
しかし、どうやってあがっのかしらん?

室内から見る庭園

五島盛成は亀が大好きでいろいろなところに亀が登場する。

この庭園自体も二匹の亀が出会ったカタチ。

釘隠し、こちらは江戸時代のオリジナルそのまま

↑こちらは復元品

欄間に遊ぶ亀たち。

障子の桟は七五三。

↑江戸末期にすでに流行っていた「氷割れ雪華(ひわれせっか)」の文様。

同時代イギリスのウィリアム・モリスの壁紙にも劣らない(個人的にはこちらの方が好き)。

この屋敷にはまだまだ見所がある。
次回訪れる時にはもっと時間をとって再訪しよう。

↑殿様を引退した第三十代五島家当主・五島盛成(ごとうもりあきら)の部屋は、槍が振るえるように天井が高くしてある。


流行に左右されないというのは、幾何学的に心地よい空間。

イタリアのルネサンスと同じ精神が、気負うことなく体現されていた。

梅の花の裏と表をデザイン化している。
※天井の穴は通気口だとの解説
*
玄関先にあるこの板を三度叩くと、

障子がひらいてお迎えくださった。
すぐに屏風が目に入る。

京都から島流しでやってきた僧・全正の辞世の句

京都でやんちゃをやってこの地に流されてきたが悔しい身の上だがそれでも十分楽しい人生だった、と読めた。
心ならずも流されてきたけれど、地方だったからこそ才能を発揮できる庭園をのこせたのかもしれない。
※庭園についてはこちらに書きました

玄関を入ってすぐ左の部屋上部には「武者隠し」がある。
しかし、どうやってあがっのかしらん?

室内から見る庭園

五島盛成は亀が大好きでいろいろなところに亀が登場する。

この庭園自体も二匹の亀が出会ったカタチ。

釘隠し、こちらは江戸時代のオリジナルそのまま

↑こちらは復元品

欄間に遊ぶ亀たち。

障子の桟は七五三。

↑江戸末期にすでに流行っていた「氷割れ雪華(ひわれせっか)」の文様。

同時代イギリスのウィリアム・モリスの壁紙にも劣らない(個人的にはこちらの方が好き)。

この屋敷にはまだまだ見所がある。
次回訪れる時にはもっと時間をとって再訪しよう。