GF回路を組み込んだものの、私の好みの音では無かったので、結局元の回路へ戻し、再検討する事としました。
※但し、私が試したGF回路は、カソードパスコンの容量値が適当では無かったため、後日再トライしてみます。
<GF回路を中止して再検討>
①出力管45のカソードパスコン
・22uF⇒100uF/250V(ROE製)へ
・0.068uF/600V(CDE製 PM)を追加。高域の抜けを良くするため。
②ドライブ段とのカップリング・コンデンサ
・0.068uF/600V(Sprague製Black Beauty)へ。 手持ち品。
前回の回路図から、この様になっています。
やはり、音の良いのは、このコンデンサしか無いと思う。
私の持っているWest Cap 0.47uF/600Vは全域で音抜けが良くない。他の人と評価が違うかも。
Sprague VitaminQ 0.33uF/600Vも使ってみたが、高音が刺さる。
③出力段+B電源の電解コンデンサの容量アップ
・47uF/400V(日ケミ)に100uF/385V(JJ製)をパラ追加。
JJ製電解コンデンサは耐圧ディレーティングの注意必要。80%位なのでギリギリか。
シングルアンプの場合、出力段のB電源は出力信号でかなり振られるので、しっかりと押えないと低音が膨れたりダブつく。
プッシュプルの場合は、ここは理想的にはPush-Pullの出力信号で打ち消されるので理論上は振られない。
<変更後の回路図> 該当箇所のみ。
いつでもGF回路が試せるように、グリッド抵抗10kΩはそのまま残しています。
変更した結果、その音は、良い感じにはなって来ましたが、まだ粗さが残る。。。
さて次は、どうしようか?
~つづく~