My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

45 シングルアンプの製作(10) ~GF外し、元の回路で再検討~

2021-01-19 11:48:57 | 真空管アンプ

GF回路を組み込んだものの、私の好みの音では無かったので、結局元の回路へ戻し、再検討する事としました。

 ※但し、私が試したGF回路は、カソードパスコンの容量値が適当では無かったため、後日再トライしてみます。

 

<GF回路を中止して再検討>

 ①出力管45のカソードパスコン

   ・22uF⇒100uF/250V(ROE製)へ

   ・0.068uF/600V(CDE製 PM)を追加。高域の抜けを良くするため。

 ②ドライブ段とのカップリング・コンデンサ

   ・0.068uF/600V(Sprague製Black Beauty)へ。 手持ち品。

     前回の回路図から、この様になっています。

     やはり、音の良いのは、このコンデンサしか無いと思う。

      私の持っているWest Cap 0.47uF/600Vは全域で音抜けが良くない。他の人と評価が違うかも。

      Sprague VitaminQ 0.33uF/600Vも使ってみたが、高音が刺さる。

 ③出力段+B電源の電解コンデンサの容量アップ

   ・47uF/400V(日ケミ)に100uF/385V(JJ製)をパラ追加。

     JJ製電解コンデンサは耐圧ディレーティングの注意必要。80%位なのでギリギリか。

  シングルアンプの場合、出力段のB電源は出力信号でかなり振られるので、しっかりと押えないと低音が膨れたりダブつく。

  プッシュプルの場合は、ここは理想的にはPush-Pullの出力信号で打ち消されるので理論上は振られない。

 

<変更後の回路図> 該当箇所のみ。

 

いつでもGF回路が試せるように、グリッド抵抗10kΩはそのまま残しています。

 

変更した結果、その音は、良い感じにはなって来ましたが、まだ粗さが残る。。。

さて次は、どうしようか?

 

~つづく~

   

コメント (4)
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