Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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今日は長文ですよ~(笑)

2014-01-14 22:05:50 | Ferrari250TR NART 1958
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取付けてみますとこんな感じ・・・3つの穴はペダルを取付ける穴をあけてあります。
実車もこの斜めの板の向こう側にブレーキのマスターシリンダーが取付けられていますがレース中はすぐ脇を真っ赤に焼けたエキゾーストパイプが通っていますので非常にアクセスがし難い場所ですよね。

4台とも完成致しましたが少しずつ微妙に寸法が違いますので削り合わせは必要ですね。
また当然ですがRHDは右側にLHDは左側にこのパネルが付きます、では各々反対側はどうなっているのか?と言えば斜めのパネルは無くてここにバッテリーが積まれているはずです。


ここでPCをチェックしていると昨日FBにシェアした私のブログに画像付きのコメントが・・・TRのシートの画像がありまして見て閃いたんです!
まだシートの形状が違うのです!!!
いきなりですが再びメタルを盛ってしまいました

言い訳になりますが何か違うと思っていたんですよね添付して頂いた画像だけで判断は出来なかったので不鮮明だけど当時の画像と比較してやはり形状が違うのではないかとの判断に・・・
問題の部分はこのシートの左右のシートバックの中央部の隙間です。実車はほとんど隙間が無いくらいなんですがキットのシートは明らかに隙間が空いています。
メタルを盛って削ってこんな感じに・・・まだ途中ですが・・・

荒削りですが気になるのでシャーシに取付けてみました・・・ウ~ンこの感じだ!

元々のシートと比べてみて確認します・・・元のシートはシートの中央に隙間があるのでリアのバルクヘッドが見えてしまいます。
実車はここの隙間がほとんど無いのでバルクヘッドが見えません・・・ちなみにこのバルクヘッドの色が良くわからないのです・・・恐らく両サイドはボディカラーと同じで中央部は脱着式のパネルになっていてブラックの様ですが実車の画像ではここに隙間が無いのでわからないんですね。

早々に全部埋めてしまいました!水に浸けているのはフラックスを流す為ですね、酸が残っていると後で悪さをしてくれます(笑)

リューターでザクッと削ります、全部ヤスリとペーパーではなかなか大変なんでね。

ここから中央部に筋彫りを入れて左右は別ですよとわかる様にします。
上側も谷状に凹みを入れます。

ここまで作業をしてやっと前に進めますね。
サブフレームを作ります。
ステップの下側の部分に両サイドに走る太いメインフレームが見えますが実際にそれをそのままのサイズで作るとバランスがおかしくなってしまいますから1.0mmの真鍮線を潰して太くそれらしく見える様にしておきます。その真鍮線に0.8mmの穴をあけて貫通させて垂直に立ててハンダ付けします、下側に突き抜けた部分はシャーシへの差し込みピンにします。

縦/斜めの真鍮線を追加してステップ部分のフレームの完成です。

シャーシに取付けて見るとこんな感じですがシートが無いと感じがつかめないかな!?

シートを付ける前に0.5mmのアルミ板をカットして・・・

曲げます・・・

先程のアルミ板はシートサイドのクッション・・・と言うかカバーになるのです。

サイドのフレームから斜め上にフレームを取付けます。
これはドアの開口部の後部上側へ結ばれるフレームですね。

先程のカバーもフレームを避ける様に丸く削ります。

取付けるとこんな感じ・・・

そしてボディとシートを付けてみます・・・

フレームは足元付近しか見えないけど裏に有る事がわかっていますからその満足感はあるのではないかと・・・。
しかしここでまたミネルバならではの問題点が見えて来ました・・・またボディの大改造をしないと解決しないですね。
まだ1台分の片側のフレームしか作っていないのに・・・