Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ダッシュボードの仮組No.1

2018-01-19 21:41:50 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は良い天気でしたね〜
しかし気温は結構低めだったのか風が冷たかった様です
私は外に出ていないのでわかりませんが・・・

今週末まではこの天気が続くらしいので外にお出かけの用事がある方は今週末までがよいかもしれませんね
火曜日位から気温が下がって雪が降るらしいです・・・今度はどれ位降るのでしょう?

さて本日の仕事です
この画像は現在製作中のフェラーリ365GT4デイトナなのですが残念ながら現在の状態に近い物・・・らしいです
キルスイッチなど現在の装備に替えられていますね。
当時はどうだったのか残念ながらわかりません当時の画像でしかもこの車であると言う確証のある物が一つもないのです。
それらしい物はいくつか存在するのですけどね・・・結構有名な車なのですが・・・なかなか難しいですね。

キットの部品でステアリング系を組み付けてみますとこんな感じになるのです・・・
このままダッシュボードに組み付けますとステアリングとメーターがかなり近いのですが理由を考えてみますとステアリングとコラムの間にステアリングハンドルを固定しているボスが省略されている感じがします。
上の現在の写真でモモステアリング用のボスが付けられていますね、ステアリングは当時の物と違いと思いますが・・・。

そこでボスを旋盤で削って作ってみる事にしました
形状は単純な物で良いと思ったのですが一応現在の車の物に合わせておきましょう。

作ったボスはこんな物ですね
ステアリングボスのコラム側が大きくなっているのはこの部分に大きめの隙間が有るのでしょう、それを隠す為にコラム側にカバーが付いていると推測出来ますね。
差し込みはステアリング側もコラム側もキットの物に寸法を合わせています

完成しますとこんな状態になります
このステアリングを使う限り本来ですとモモタイプのボスでは取付けビスの本数が合わないはずなのですが・・・そこは目をつぶっておきましょう(笑)

ダッシュボードに使うエッチングパーツを集めてみました
インストではこれだけのパーツを使う事になっていますが・・・
う〜ん、ここに有る部品はほとんど使えない様な気がします・・・(笑)

まずはメーターパネルですが質感がダメですね
実車はアルミなのですがこのエッチングは洋白なので磨いてもアルミの様な白っぽい質感にはならず磨いても鏡の様にピカピカにはなりますが白っぽい光り方では有りません。
それに1/12なのにエッチングのハーフに寄るメーターリングはありえませんね〜
凹凸の感じが全く無いのです・・・

シフトゲート・・・・
この部品はまだ使えますが、このままではダメですね
シフトパターンの部分は下側をフラットブラックに塗ってエッチングを貼る事になっていますが、1/12ではシフトパターンの穴の開いた部分からフラットブラックに塗った部分が見えますよね。
これもまた奥行きが無い感じになってしまいます・・・
この下側を掘って奥行きの感じを出したいですね。

このパーツもまた変です
デカールにはスイッチ類の表示のデカールが有るのですがこのエッチングはノーマルで空調などのスイッチパネルですよね〜
まあ空調も有ったのかもしれませんがスイッチの表示とスイッチが合わないのです・・・

エンジンキーのキーホールはこのエッチングです・・・1枚だけ(笑)
余りにも凹凸感が無いじゃないですか〜!

と言う事でまずはキーホールから作り直してみましょう・・・
まずは寸法を確認します
このエッチング中央の穴の部分だけで2.0mm有ります
12倍しますと24mmでちょっと大きい様な気がしますね

少しだけ小さくして
1.8mmで作ってみました

旋盤で洋白丸棒を削ってこんなリングを作って見ました
外径は2.3mm内径が1.8mmで表面は斜めに削られています
このリングでキーシリンダーを固定する構造では無いかと思いましてこんな感じにしました。
1/12のスケールですからね〜これくらいは凹凸があっても良いでしょう

リングとキーシリンダーを組み合わせますとこんな感じです
リングよりもキーシリンダーが飛び出してしまうと何か不自然に見えてしまいますのでツライチに収まる様にしておきます

実際にダッシュボードに取り付けて見ないとわかりにくいですよね〜
そんな方のために・・・
如何でしょうか?


明日はメーターパネルをなんとかしましょう!