Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

ランボルギーニウラカンLP610-4塗装から組立て

2018-01-17 18:00:58 | その他
今日の山陰は雨でしたね
この雨は昨夜からず〜っと降っていまして結構な雨量ではないかと思われますね
まあ雨は南から暖かな空気が流れ込んで来るので雨になるので気温自体は結構暖かいですよ
昼間は暖房無しでも大丈夫でした
まあちょっとは寒いですが・・・特に塗装とかしていますと寒い方が良かったりする事も有ります。

さて休日2日目ですから今日も雑務を片付けてしまいましょう(笑)
本日の中心の作業はランボルギーニウラカンですね
これは最短の納期が求められています・・・確かそうだったはず・・!?。
こっちの都合か??

本日はキャリパーの塗装からですね
ウレタンサフを塗ってからレッドを塗りました

昨日作り直した裏板ですが何色にしようか考えました・・・
普通ならフラットブラックですが・・・今回はアルミの色を生かす事にしてみました
勿論そのままですと酸化して黒ずんだり錆びが出てしまい見栄えが悪くなりますから酸化防止でウレタンクリアーを塗っておきました。

そしてナンバープレートとオーナーズプレートもデカールを貼ってからウレタンクリアーを塗って、何度か研いで平滑に仕上げました。

細かな事ですがブレーキキャリパーにはランボルギーニの文字が入っていますのでこれも昨日作ったデカールを貼っておきます
そのままですと後で剥がれるかもしれませんからウレタンクリアーでコートしてあります。
ボディと同じ仕上げという事ですね。

ブレーキキャリパーの部品にカーボンブレーキのディスクを合わせてみます
わずかにズレるのでディスクを少し削ってセンターのホイールが入る穴の位置を合わせておきました
元々組み上がっていた物なので心配は無いかもしれませんが完成間際になって問題が出るのは嫌ですからね。

ブレーキの完成ですね〜
リアはサイドブレーキ用の小さなキャリパーも付いています
このブレーキキャリパーはブラックのままで良かったのでリアはキャリパーを外してそれだけで塗っています。

いよいよ組立てに入ろうかと思った時に気が付きました
リアのナンバープレートを外さなければ・・・
ここはいつも下の塗装が剥げてしまうのでタッチアップが必要な部分ですね。
今回もやっぱりダメでしたよ
多分接着剤の影響を受けて剥がれ易くなっているのではないかと想像しています

軽くサフを塗ってから研ぎまして再びサフを入れます
マスキングをやり直してからセミグロスブラックを塗ってエアブラシでタッチアップですね
これで完璧でしょう(笑)

仕上げに艶を周りと合わせる為にセミグロスブラックをぼかして塗っています・・・

そしてタイヤ/ホイールを組み付けて接着しました
やっと元に戻った感じがしますね〜。

フロントのナンバープレートのステーをアルミ板で作って取付けます
今回は真っすぐではなく可能な限り斜めにと言う事でしたのでステーも目一杯斜めです

そしてナンバープレートの取付けです
実車も斜めに付いていますのでこんな感じで良いのかな・・・!?

よく見たら外箱のラベルにもオーナーさんの名前が入っていました
中のプレートを直してこちらを直してないのは片手落ちという物でしょう
指示はされていないし見積もりにも入っていませんが・・・ここはプレゼントされるお客様の気持ちを考えれば当然自分の名前が入っていて欲しいじゃないですか・・・。
その気持ちは痛い程わかるので・・・(笑)

これでウラカンは完成しましたので早速発送致しました
明日には自動車屋さんに戻ります、お客様に楽しんで頂きたいですね。

さてこれだけでは終わりません
35GTRのエンジン部品ですが本日も塗っています
昨日シルバーを塗ってから本日はウレタンクリアーで仕上げています。

次はマスキングです
全く珍しく無い方法ですマスキングテープぐるぐる巻き〜!

初期型!?セミグロスブラックです

マスキングテープを剥がして吹き漏れを若干修正・・・ほんの僅かです。


こちらも完成しましたので本日の発送に間に合う様にS木さんの所に運びます
2月1日に出る雑誌に出るらしいです・・・(僕じゃなくてこのエンジン模型ですよ)

帰って来てからはホイールを塗っています
最後のヤツですね〜
これが終わったらロードスター関連は終了です(笑)もうちょっとなので頑張ろう!


本日はこれから安来アサヒほろにが会の例会です
仕事をする時はしっかり仕事。遊ぶ時もしっかり遊ぶ、飲む時もしっかり飲みましょう(笑)
行ってきま〜っす!!

ウォーミングアップは終わったけど・・・

2018-01-16 20:36:04 | その他
本日は定休日の1日目
ゆっくり起床してから本日は近くのお寺にお参りです。
お寺に初詣って変でしょうか?
お正月には近くの神社に初詣をしましたが、娘が本厄なので本人に代わってご祈祷に行って来ました!
私は特に信心深い方じゃないのですが家内がどうしても気になると言って聞きませんので付き添いです(笑)
帰りは門前でそばを頂いて(お酒も頂いて・・・もちろん運転は家内です 笑)帰りました・・・いや帰っていません。
アトリエに寄って仕事ですね。
まあ昼間っから飲んだと言ってもそんなに沢山飲む訳じゃないですよ、手が震える程飲むなんて事は有りません。
アトリエに寄ったら道路の脇に雪が固まっていましたのでそれを崩して側溝に投げ込んで掃除完了・・・と言ってもアトリエの横だけでも150mくらい有りますからね結構な運動量です。

さてさて今日の仕事はデイトナ・・・と思うでしょ?実は違うのです
修理完了の報告をしたら読者の方から「これでもか〜!」って量の修理品が来まして・・・一度にはこなせないので溜めない様に少しずつ直してゆきます。
中でも急ぎなのがこのウラカンです・・・実車の自動車屋さんからのご依頼でブレーキキャリパーの色替えとナンバープレートの取付けオーナーズプレートの変更のご依頼です。
実車の納車とリンクした物かもしれませんのでいつまでもお待ち頂く訳にもゆかず・・・
お休みを使って直しましょう〜!
作業にかかる前にサクッと見積もりをしておきました
これはお客様へのお約束と言うべき物なので慎重にする必要が有りますがまあ予定外の事も多々有ります。
今回も実は大変な事になってしまいます(笑)
このミニカーは特注の商品なので一般的な物とは違う事を頭に入れておいて下さいよ。
まず最初に右隅に有るオーナーズプレートを剥がします
オーナーさんの名前が変わったので当然作り直します
このレザー台座ですが表皮が薄くて無理矢理プレートを引っ張ると破れそうでヒヤヒヤしました
最後は木で作ったヘラを差し込んで外さないと外れませんでした・・・最初から心臓に悪いですね(笑)

本体も当然分解します・・・
既にバラバラになっています、キャリパーの塗り替えなら本当ならここまで分解しなくても良いのです・・・
裏板を外してシャフトごとホイールとタイヤを外して分解して塗り直し組立てるという一連の作業で完成するのです。
しかし今回は裏板が外れなかったのです。
コクピットの裏側との間で瞬間接着剤でビッシリと止められていました。
当然ですが裏板を外さないとシャフトやタイヤ/ホイールは外れませんから・・・
裏板さんには犠牲になって頂きました
この裏板なんとレジン製ですから外す為にはバキバキに折らないと外れません・・・あ〜あまた要らぬ仕事が増えてしまいました。

裏板の中央部分はコクピット裏側に残ったままコクピット部分を外しました、ボディと一緒ですとボディに傷が付いてしまうと困りますからね。
大きなカッターの刃を間に差し込んでやっと裏板を分離しました。
3分割になってしまった裏板を接着して合わせてみました・・・
このまま接着してパテを付けて直した方が良いのか全部やり直した方が良いのか・・・

今回は折れた物をつないで修理するよりも新しく作る事にしました。
アルミ板で裏板を作り直してから車名と車体番号を刻印で入れてあげればお客様も喜ばれるでしょう。
裏板はつなぎ直した古い裏板から型取りをしまして1.0mmのアルミ板を切って作りました
刻印はステンレスの定規を両面テープで貼っておいてガイドにしてそれを目安として刻印しています

そしてその上に車名を入れておきましょう

全部打ちましたよ
如何でしょう?(車体番号は問題が有るとまずいので画像を加工して非公開としています)
まあ元々車体番号はシャーシに打ってありますからね〜ミニカーだってシャーシに車体番号が打ってあっても極めて自然な事でしょう。
確かに裏板が綺麗に外れなかったのは予定外の事折れてしまったのは私のミスですがその中からお客様に喜んで頂ける方法を見つけ出すのもプロとしての仕事です。
まあこれで喜んで頂けなかったらメイクアップさんにお願いして裏板を送って頂く事も難しい事では有りませんが、普通のレジン製の裏板と実車と同じ車体番号のは入った裏板とどちらを喜んで頂けるのか・・・私なら後者ですけどね(笑)

難しい部分が終わったので次はいつもの様にデカールの制作です
オーナーズプレートとナンバープレートそしてブレーキキャリパーのデカールですね
こちらも個人情報が入っていますので画像処理をしていますご了承下さい。

ナンバープレートはアルミ板を白く塗ったプレートにデカールを貼っておきました
この後乾燥したらクリアーコートをしておきます

オーナーズプレートも作り直します
上側が元々の物でステンレス製のエッチングです
下側はアルミ板にデカールを貼った物でこの後クリアーコートします。

クリアーが乾くまでは触れないので
またロードスターのホイールのバリをとっています
後30台分だったかな?
去年の仕事が遅れていましてね〜今年に持ち越しております
今日は54個しかホイールが無いですが30台分のホイールと言いますと120個必要になりますね・・・
まあそれでも総数の10%ですから先が見えました(笑)


明日もお休みなのでこのお休みの間にウラカンは完成させようと思っています・・・なにせ最短納期でと言う事ですから・・・。

制作ウォーミングアップです(笑)

2018-01-15 21:14:01 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は久々に暖かく昼間はエアコンだけで過ごす事が出来ました
今までですとエアコン+石油ファンヒーターを着けなければ寒くて風邪をひきそうな気温でしたが本当に久々ですね。
空模様は晴れ時々曇りと言う感じでしたが・・・屋外の気温は11度くらいでしょうかね〜
隣町の米子市はもう少し暖かだったみたいですよ。

さて修理が昨日で一段落しましたがもう少し残った仕事が有ります
そしてこちらが昨日届いた新しい修理依頼品・・・本日はこの見積もりからですね〜
修理自体は一見難しく無いと思える内容でした・・・後に大変な事に・・・(笑)

それはそうとして・・・
昨日の修理の仕上げが先ですね
ブラバムは黒いアクリルの台の上に付いていましたが止めるためのネジのボディ側がダメになっていまして台の上でくるくる回ってしまったようで台の上に丸い傷がついてしまっています。
ボディの止めネジの方はワンサイズ大きなものと交換してネジを切りなおしましたので大丈夫なのですが、台の上の丸い傷はどうもそのまま着けるにはちょっと忍びないですよね。
なのでコンパウンドを使って研磨して傷を消しておきます、一番細かなコンパウンドでは消しきれず2000何のペーパー傷を消すためのイサムのミラノ2Kまで戻って研磨しています。

台にブラバムを止めて俺で完成かな!?
台もすっきりと綺麗になっていることがわかりますね

友人の1/6のエンジン模型のためにエンブレムの原型を作っています
日産のエンブレムなのですが当初エッチングで作る予定だったのですがどうも雰囲気が・・・と言う話になりまして
特に依頼されたわけでは無いのですが・・・作ってみました
円形の部分は旋盤で削り出しておきました
微妙な形状なのでここはやっぱり挽物がいいですね
丸い部品の左側のものは厚みが少し厚かったので不採用です
右側のものが良い感じなので中央にエッチング板をハンダつけしておきます

中央のエッチング板に合わせて円形の部品をヤスリで削っています
この削った部分に文字の入ったエッチングをさらにハンダつけします

円形の部品からはみ出た両端の部分の裏側にはホワイトメタルを盛って整えておきました
そして全体をバフがけしてピカピカに磨いて完了ですね

いよいよデイトナに戻ります
・・・と、ここでどこまで作っていたか忘れちゃいました。
こんな時はとりあえずサフを塗った部品を研磨してみました

全ての部品を再研磨してみたら結構細かな凹みが気になったのでパテを盛って凹みを潰してゆきます
大きなモデルなので結構小さな凹みがありましたね

シャーシを見ていて気がついたのが大きな穴があるのです
何の穴か調べて見ましたらサイドマフラーのマウントのために大きな穴があるのです
サイドマフラーはこんな感じで付きます
このマフラーはちょっと変なのがフロントのホイールハウスから出てきます
本来ならエンジンルームの部分なのですが・・・取り回しの都合でエンジンルームからホイールハウスの中に出て床下に出ているのかもしれません
実車を見てないのでよくわからないのです

マフラーのマウントの穴はこんな感じです
大きさは5mm程でちょうどコクピットの足元になりますのでガラス越しに見えてしまうかもしれません。
ここはなんとかしておきたいですよね〜

取り付けピンを付け直します
このマフラーを接着剤でベタ付け・・・と言うのはちょっとやめておいた方がいい感じなので1.5mmの真鍮線を使ってピンをつけます
位置もコクピット内から見えない部分にしておきます
マフラーを所定の位置に決めておいて上から貫通して穴を開けました

前側の穴を開けた部分に1.5mmのピンを接着します
そしてもう一度後ろ側のピンの為に貫通で穴を開けてピンを植えますと元々の太い取り付けピンはカットしておきます

シャーシ側の大きな穴をパテで埋めておきました
今の時点でこの穴を消しておかないと目立ってしょうがないですからね〜

シャーシ以外の小さめの部品にもう一度サフを塗って凹みを確認しました
最初よりもずっと良くなりました

そうそう、最初にエンブレムを作ったエンジンの部品をもう一つ塗って欲しいと言われていました
35GTRのインテークマニホールドのカバーですね・・・なんでも写真撮影があるそうな・・・細かなことは知らないけどね
一度塗ったサフを研いでおきました
ほとんどサフがなくなってしまいましたね〜
3Dプリントした部品だから結構凹凸があるんですよね〜(笑)

次はシルバーを塗りました。
このシルバーもウレタンのシルバーです


明日は修理品も分解編から塗りの部分まで進めておきたいですね。

ポルシェ930ターボ&マクラーレンMP4/6&ブラバムBT49これで修理がほぼ完了です

2018-01-14 21:02:42 | その他
本日の山陰は曇りですね
雪の降水確率はまだ有るし気温は相変わらず低いのですが・・・
昨夜の雪はうっすらと積っただけですので出勤してからの除雪は不要でした。
がアトリエの暖房用の灯油が底をついてしまったりCafeのお米が少なくなったので精米に・・・と走り回る事になりました。
まあそれでも今日は走り易くて良かったですね。

さてさて修理もいよいよ終わりに近づきましたね・・・と言っても全国から続々と修理の相談が来ているのも事実です。
今度はこんなに溜め込まない様に適時間に入れて修理を進めてゆきたいです。
溜め込みますとほぼ1ヶ月間ず〜っと修理になってしまいました・・・こんなに大変な事になります(笑)

さてラストスパートです
昨日と色違いのヴィジョンの930ターボです・・・
もう慣れた物で裏のシャーシを外しました・・・アレ!?
何か違う・・・
フロントのシャフトを固定しているはずのグルーが無い!???
蒸発した?いやいやそんな事は無いでしょう・・・ただの付け忘れでしょう(笑)
これでも設計がちゃんとしているから外れたりズレたりしない・・・素晴らしい!(爆)

車軸を外してみてもグルーは全く無いですね・・・やっぱり

リアは?
何だか少し有る様な無い様な・・・グルーが品切れだったのかな??

それでも昨日と同じ様に車高を上げて組み直しました
正確に組立てられているメイクアップの商品でもやっぱり多少は誤差があるらしくてこのホワイトの物は0.2〜3mmのスペーサーを追加しました。
そのまま出来組立てますと少し車高が低い様だったのです。

次はこのブラウンメタリックの患者さん
同じモデルなんですが・・・全色お持ちだったり致します・・・よっぽどお好きなんですね(笑)
これも少し車高が低いので・・・やっぱり分解です。

もう同じ事の繰り返しになりますので完成写真・・・
ちなみにこれはきちんとグルーが入っていましたよ


次の患者さんはこちらです
誰かが組立てられたブラバムBT49Cかな!?
元キットはFDSですね
現在の持ち主さんはどっかで買われたらしいのですが・・・ミラーが無いのと部品が外れたらしいので付けてくれという事でしたが・・・
この完成品ロールバーが前後逆に付いていますのでこれも正しく直しておきましょう。
どうやって作られているのかわからない完成品を分解する程神経を使う事は有りませんね〜

これを分解するのが怖いですねデカールがチップしたら即デカール作り直しです・・・。
しかもオリジナルを尊重するのが修理の鉄則です(作り直しのご依頼が有れば作り直しますけどね)
塗料がチップすると困りますので接着部分にナイフの刃を入れて塗装をカットしておきます
どれ位しておくのかは言葉にできません(笑)経験上というヤツですね。

塗装はラッカーでクリアーもラッカー仕上げの様です
やっと外れました・・・ボディやロールバーのパーツに影響が無くて良かったです

それでもロールバーの部分には少しタッチアップしておきます

外れたのはこのパーツです
この三角おにぎりみたいな物ですがこれはコクピット後のヘッドレストですね
素材は金属ではなくサイコウッドを削った様な物で出来ていましたので自作部品かな?
元々の取り付けは接着剤でベタ付けでしたので0.5mmの真鍮線でピンを付けて接着しました、接着面が小さいので私としては当然の処置です。

ヘッドレストはこの位置に付いていた形跡が有りますのでここに接着です
位置が実車通りなのかどうかは調べていませんここは元々お作りになられた方の意思を尊重しております。

左側のミラーは飛んで無くなっている様なので作ります
右側のミラーはホワイトメタル製です・・・
最近ミラーがとんだ物件が多いですね〜少し前のアコードも左側のミラーでした・・・
アレは後で思い出しましたがお客さんがベースの裏に入れておいて頂いていました・・・すっかり忘れていました・・・早く直せという事ですね(笑)
いつまでも放置しているから忘れるのです(笑)

ミラーを作っていますベースになったのはホワイトメタルの塊です
洋白線の0.5mmで足を作ります・・・
先に足をつけたり削ったりしてから最後に切り離して整形ですね。

足を加工して取付けてみました・・・
まだ無塗装なので大きさをつかむ位しか出来ませんが・・・

次は塗装です
ミッチャクロンを塗ってからラッカーサフを塗ります
そしてラッカーのホワイトで塗りましょう・・・元と同じ様に塗ります
ここだけウレタン使ったら変ですからね〜何事もバランスです、修理は元々の姿に戻すことなのですから。


ブラバムは塗装が乾くまで触れませんので次はこちらです・・・
実はこれが一番気を使います・・・
タメオのMP4/6ですね
ちなみのお値段は伺っていませんが高かったんじゃないかな〜
リアのサスペンションが片側壊れていまして修理です。
部品が付いていた部分やサスペンションアームを見ますと以前一度修理を受けた形跡が有ります。

このサインが気になりますね〜(笑)

まあ修理自体はそんなに難しく有りません修理痕の有る部分を掃除してアームを取付ければ大丈夫です・・・外れた物は必ず元に戻ります(笑)
サスペンションのアームを元に戻してからカウルを被せてみます
サスペンションの無い時と同じ様に収まればOKですよね・・・
カウルを詳しく見ますと・・・裏側がこんなに綺麗ですね〜
これはまさしくあの方が作られた物でしょう・・・多分!
他のも見た事が有るのですがあの方の作品はカウルの裏までかなり綺麗なんですよね〜

カウルも持って来て頂いて良かったです・・・マクラーレンMP4/6これにて修理完了ですね。
良い物を見せて頂きました。

明日はブラバムの組立てと展示ベースへの固定が残ってしまいましたがこれでだいたい修理完了ですね。
長かったわ〜。

・・・しかしもうすでに次の修理のミニカーが届きました・・・どうしましょう!?

ディノ246とポルシェ930ターボ/エスパーダ/etc

2018-01-13 18:03:38 | その他
本日の山陰は雪のち晴れその後また雪と言う実に複雑な天気でした
まあ気温が低いのは変わりがないのですが・・・
朝の出勤時には道路上の雪の溶けた部分がバリバリに凍結していまして・・・通勤車のホンダライフが4WDである事を有り難く思いました
燃費は良く無いですけどね〜

出勤したらまず除雪です、昨夜の降雪は少なくて2〜3cm程でしたがそれでも一応除雪しておきます。
この辺はやはりお客様商売なので・・・
その上に本日は倉庫までの通路も除雪しています、薪ストーブの薪が少なくなってきましたので営業開始までに倉庫から運んでおかなければなりません。
なかなか重労働ですね(笑)

本日のアトリエの窓から見る中庭はこんな景色です。
一面の銀世界ですね〜!!

塗料皿の中央部分に有る小さな部品はディノのドアノブのパーツですね
70年代くらいの少し古いフェラーリにはだいたいこの様なドアノブが付いていましてなかなか特徴的なモチーフなのですが無くしたら大変なので外して大切に保管しておきます。

昨日最後の部分で気が付いたディノ246のサイドウインドウですが・・・こんな感じだったんです。
上から見ますと一見なんの問題も無さそうですが下側が外れていますね
この部分はドアノブがウインドウの部品のすぐ脇についていますのでドアノブを外さない限りこの様にパックリと外れてしまう事は有りません。
なので大体は発見される事が無いのです(笑)
この完成品をお持ちの方はすぐに確認されるかもしれませんね・・・

こちらのウインドウも一旦全て外しまして接着剤を掃除してから付け直しましょう・・・

実はこの車本日朝の時点ではもうお客様の元に向かって帰ってゆきました・・・時間が無かったので完成写真を撮り忘れてしまいました(笑)

次は・・・仕事ですよ〜!
今日もバリバリと修理しますよ!!!!
何か気合いが入っています(笑)

何度か当方に入っているポルシェタルガですが・・・
今度はリアのターボウイングのメッシュが外れてその上リアワイパーも・・・前回修理したフロントウインドウも一部浮いている部分が有ります

まあこれはそう難しく無い修理なのでバチバチッと!
修理完了
フロントウインドウも付け直して経過観察ですね〜。

次はフェラーリの400だったかな?
これもフロントウインドウを以前付け直した記憶が有りますが・・・
今度はリアウインドウが外れていますね〜
そして右のレインドリップモールも外れています
こちらも一旦取り外して掃除です

2つのパーツを接着して完了〜!!
早いぞ〜いい調子です。

次はエスパーダですがこの方も以前入院されていましたね(笑)
フロントウインドウ左上に僅かな浮きが発生していましたのでこれも修理しておきます

で・・・各部を確認していますと右のサイドウインドウが膨らんで剥げていますね〜
これは重症なので一旦取り外して掃除して再接着しました。
これで大丈夫だと思うのだけど・・・
前回の入院ではここは手を入れていなかった部分なのですが・・・確か・・・??
まあダメな部分は直すしか無いのでね・・・

スッキリと治りましたよ〜!

エスパーダの修理完了
これでまた楽しめるかな・・・!?

次は少し毛色の違うヤツですよ〜(笑)
何とエブロのアコード・・・!!
私の若い時のデートカーですね(笑)
大学の先輩が乗っていたな〜「吉田さん元気かな〜?」
フェンダーミラーが無くなっています・・・

無い物は作らないと・・・と言う事でプラ板工作ですね

ボディ川の取り付けも一旦穴をプラ棒で埋めて真鍮線のサイズに合わせて埋めて穴を開けました

無塗装のままで一旦仮組・・・少し足が長い・・・!?

削ってみました
写真ではあまり変わらないけどバランスは良さそうなのでこれでOK

持ち手にしていた1.0mmの真鍮線を抜いた部分に1.0mmのプラ棒を接着して穴埋め・・・研磨

サフを塗って・・・セミグロスブラックに・・・

車体に取り付けた・・・

ミラー面は右側と同じ様にミラーテープをカットした物を貼ろうと思ってベースを裏返したら・・・
何と外れたミラーを袋に入れて貼って有ったと言う・・・お粗末なオチでした
せっかく作ったのにオリジナルには敵わないからね〜
自作のミラーは取り外して元々外れた物を接着して完了〜!!
ア〜余分な時間食っちゃった!!


まだまだ終わらない修理のスパイラルです〜!!
メイクアップヴィジョンのポルシェ930ターボですがいつものウインドウの浮きを修理でお預かりしたのですが
納品前にフロントの車高が低いのを何とかしてくれという追加修理が発生しました
車高を変更する前には足回りを一旦分解しないといけないので1万円くらいかかってしまいますよと言ってご検討をお願いしておきました・・・。
それに当方としても部品が壊れてしまう恐れも有ります、もしそうなったら当方が弁済する必要が出てきますからとてもリスクが高い訳です。
それでもやってくれと・・・言う事でして・・・ちょっと困りましたがやってくれと言われればやらなければならないのです・・・。
分解前に真横から確認です
確かにお客様が気にされる通りにフロントの車高はかなり低いですね
タイヤの部分にフェンダーアーチがかぶさっています・・・これでは実車ならステアリングを切りますとタイヤがフェンダーに当たってしまう可能性が有りますしこれだけ低いとフロントタイヤがバンプした時に当たりますよね(笑)

そこで分解・・・
裏返してみますと・・・シャーシが変ですね
ポルシェのフロアーはシートの部分で斜めに前側が上がっている様な事は有りません。
ガレージにナローですが911がいますので確認してみましたが・・・プレスのリブが有りますがほぼフラットなんですよ。

シャーシを外してみました
こんな事になっています・・・
これは恐らくシャーシの板を取付けた時にフロント側が隙間が空いていて無理矢理締めたから曲がったんでしょうね
しかも展示ベースに止めるネジも同じ部分に有りまして足回りのグルーが冷めないうちに組み立てたんじゃないかと・・・

足回りを分解する前に車高を計測してみました(再組立て時の事を考えてこの時点ではシャーシの板は外したままボディ下部で計測しています)
現状は2.0mmなんですがフロントタイヤは0.5mm程ガラスとの間に隙間が有りますのでフロントタイヤを0.5mm下げればバランスが良くなりそうだと判断しました。

問題はシャーシが曲ってアクスルシャフトを持ち上げない様にボディとの間に0.5mmのワッシャーを入れる事を検討しました・・・
これで良ければ足回りを分解しましょう・・・

0.3mmのワッシャーを入れるとまだ若干曲がってしまうのでやっぱり0.5mmが良さそうですね
シャーシを真っすぐに直して0.5mmのワッシャーを入れますと下の写真の様にシャーシが真っすぐになります

これで寸法的には大丈夫そうなので足回りを分解して接着剤を入れて再組立て・・・時間との勝負なので途中の写真は無しです
完成しますとこんな感じです
水平はあくまでもボディの下部でとっています2.5mmのクリアランスですね
ボディはベース面と平行です・・・写真では斜めに写していますので前が僅かに上がって見えるかもしれません。

フロントのアップですね
フェンダーのアーチがタイヤにギリギリ掛かっていない状態ですね・・・
車高は低めの方が格好は良いですけどポルシェ911って車高を下げてもこの程度じゃないかと思うのですが・・・これで如何でしょうか?
この角度で見ますと床裏のシャーシの部分も変に斜めにならず実車通りになっていますね。

これ以上車高を上げますとリアシャフトがシャーシに干渉するなど他に問題が出そうなのです(笑)

明日はいよいよ最後の修理です
ポルシェ930を2台とマクラーレンMP4/6とブラバムBT49を直したら修理は一段落する予定です・・・
あくまでも予定ですけどね〜。