Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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シフトレバー関係の仮組

2018-01-22 20:47:50 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は昨日に比べますと少し気温が低くなってきましたね
天候は曇り時々小雨と言う所ですが山の中は雪になっているかもしれません先日お越しの広島の方は良い時に来られましたね〜。
あの日は結構気温も高かったので凍結の心配は無かったと思いますが今日は山中は凍結するんじゃないかな〜。
東京の方も結構雪が降っている様でメイクアップの皆さん今日は早めに帰りましょう〜!

さてこちらは今日もいつもの様に仕事です
本日は昨日の予告通りにシフトレバー関係の仮組からです
シフトレバーの仮組など一瞬で終わるんじゃないのか・・・?と思われるかもしれませんが実はそんな事は有りません
シフトゲートの金具はエッチングが付属していますが、普通なら取付ける前にフラットブラックで塗っておいた物にエッチングをピカピカに磨いて接着してやれば良いのかもしれません。
実際インストはその様に作れと書いてあります・・・
しかしこれは1/12スケールですからね
1/43ならこれで十分ですが・・・
シフトゲートのエッチングを取付ける部分の縁を残して(接着面の確保ですね)奥に掘り込んでゆきます
エッチングの奥側はあくまでも空間ですのでそれらしくしてやりたいのです・・・
と思ったらリューターがいきなり奥に突き抜けてしまいました(笑)

抜けてしまった物は仕方が無いので・・・取り敢えずシフトパターンを置いてみました
やっぱりシフトゲートの穴の部分はこんな感じで抜けていた方が良いですよね。

せっかくシフトゲートの部分が抜けてしまったので!?(笑)こんな物を作ってみました
これがシフトノブと下側のベースの部分だと思われるかもしれませんが・・・ちょっと皆さんの想像と違うかもしれません。

組立てますとこうなります・・・
真鍮の玉の部分が無くなってしまいましたよね・・・アレはシフトノブと思われるかもしれませんがそうじゃないのです。
組み合わせた筒状の部分の中に入れてあります

シャーシの板に取り付けますとこの様な感じ・・・
そうですね!
勘の良い方ならおわかりかもしれませんがシフトノブを可動式にしたいのです・・・(笑)
プロポーションモデルなので誰もシフトノブに触る事は出来ませんが・・・

センターコンソールの部分を取付けますと丁度シフトゲートの穴の部分からシフトレバーが覗きます
丁度良い位置に来る様に事前に当りを付けておきましたから位置は大丈夫そうですね

シフトゲートが左右逆ですが・・・(汗)
この様にローギアのポジションに動かす事も出来ます

実車ではこの位置がリバースの様ですね・・・

勿論5速にも入りますよ・・・(笑)

下の画像は雑誌で見つけたNARTカーの物ですが同じ様にライトウエイトのGr.4の車です
シフトゲートの左手前にロックが付いているのがわかりますね・・・このロックはリバースに間違えて入らない様に付けられています
と言う事はこの位置がリバースという事です

ABS樹脂の丸棒からこんな物を削り出しています
直径は4.0mmくらいですね〜

中央に1.4mmの穴を開けておきましたのでここに外径が1.4mmのアルミパイプを接着しますとこんな物になります・・・

リューターにくわえてまわしながらペーパーを当てて整形致します
丁度球形になる様にします・・・

当てているペーパーを少しずつ細かな物に替えていって最終的にはコンパウンドで仕上げます。
そうなんですよ〜これがシフトノブになります。
実車は写真が無いので不明ながら・・・また純正品から変更されている事が多いのですがNARTカーにはこれが付いていましたので一応樹脂製の純正品にしておきました

アルミパイプの部分を少しノブから出た所でカットして回り留めのナットの表現としておきました
レバーに取り付けますと完成ですね。


明日はセンター部分のスイッチ類とグローブボックスが存在するのか不明ですがその蓋の部分を作ります

メーターパネル仮組ほぼ完成

2018-01-21 20:53:36 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は曇り時々雨の天気でした
昨日に比べれば明らかに気温は低めで少し寒かったですね、週明けから下り坂で雪の予報も出ていますので寒くなるのでしょう。
どれだけ降るのかな〜
本日朝一番の仕事は倉庫からストーブ用の薪を運んでおきました、」雪が降ってからでは運び難いですからね「転ばぬ先の杖」と言いたいですが寒くならないとやらないですから「付け焼き刃」とも言いますかね(笑)
通勤途中の風景です
水がはられた水田には白鳥が遊びます
近くに行きますとヨタヨタしながら歩いて逃げます、人間とは一定の距離を置いているみたいですよ。

昨日まで数日間制作の進みが遅かった様な気がしませんか?
実は裏でこれを塗っていました・・・昨年から塗っている例の部品ですね
昨日で塗装が終わり今日はマスキングを剥がしてS木さんに連絡したらすぐに取りに来られました。
そして一瞬のうちに帰られました・・・(笑)
何でも家の中にインフルが蔓延しているらしいです。
インフル菌をまき散らすといけないので・・・一瞬で帰られたのはそんな理由があったんですね〜。
あちこちでインフルの話題を聞きますが結構流行っている様ですね〜お陰さまで私の周りには誰もインフルの人がいないです
私は今年も予防接種はしていないのですが・・・不特定多数の方がいらっしゃる割には発病しないですね・・・
発病して1週間程ゆっくり休めるとちょっと嬉しいな・・・などと書きますとインフルで苦しんでいらっしゃる方に対して不謹慎かもしれませんね〜。
特に何も予防措置はしてないのですが・・・運が良いのか丈夫なのか・・・。

さて本日の制作ですね
今日は昨日の続きでデイトナのメーターパネルを作っています
デイトナのメーターリングは黒いリングで周りにクロームメッキの部分が付いた物です
ブラックの部分は塗装して仕上げるとしてクロームメッキの部分は洋白で作って磨いて仕上げようかと思っています
全部を洋白で作ってマスキングして塗装する方法も有りますが細くてマスキングが綺麗に出来ないのでは無いかという心配が有りましたのでリングを2つの部品から作る事にしました。
さすがに1/12スケールですね。
まず中央の黒い部分です・・・ここは真鍮で作っています

そしてその外側の洋白の部分です
細くて薄いので良く切れる刃物を使う事と送りを少しずつ行なう事が成功の秘訣ですね。

これが作った部品です
真鍮のリングが内側、洋白のリングは外側になる様に使います

組み合わせますとこんな感じになります
これならマスキングは不要ですからスッキリと仕上がるのではないかと思います

何かしら違和感を感じて・・・
もう一度資料写真を見ました
メーターリングの黒い部分の高さが足りません・・・
これだけで雰囲気が変わってくるんですね。

もう一度黒い部分のリングを作り直しです
0.5mmほど高くしてみました・・・
余談ですがこのリングの組み合わせ方向ですが縦になっていますよね
横にしても出来るのですが、横にしますとメーターリングの内側に分割線が出来てしまいますしリングの内側に洋白のリングの一部が見えてしまいちょっと不細工ですよね
・・・色々考えて分割方法を決めているのです

次は補助メーターの方です
構造は大きなメーターと同じなのですが・・・大きさがかなり違います

メーターパネルの穴を拡大して削り出した補助メーターの文字盤の大きさに合わせます
穴の位置が上下しない様にまたバランス良く配置される様に調整しながら穴を拡大してゆきましょう

大きなメーターと同じ様にリングを作ってゆきましょう
まずはセンターの穴からですね・・・

作ったリングをメーターパネルに配置してみました
立体感の有るメーターパネルになりましたね
ちなみに上側に有るのはキットのオリジナルパーツです・・・どちらが良いのか一目瞭然でしょう。
エ〜ッ!?エッチング製が良いと言ってるのは誰ですか〜!!(笑)

作ったメーターパネルをキットのダッシュボードに取り付けてみました・・・
メーターの文字盤の裏の部分が0.6mm程飛び出していますのでメーターの位置が少し浅くなってしまいましたね
このままでは良くないでしょうから少し加工します

メーターパネルの付く部分ですがリューターを使って掘っておきました
硬いレジンなのでなかなか掘り難いですが・・・

余り代わり映えが無いかもしれませんが・・・一応少し奥に入っています
格好良くなったんじゃないかと思いますが・・・如何でしょう!??


明日はシフトレバーから始めましょう。

メーターの製作

2018-01-20 21:56:07 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は朝のうちはぐずつきまして少し雨が降っていましたが、午後からは回復して晴れ間が出ていまし。
気温は比較的高めでエアコンだけで何とかいけました・・・

そんな中ですが先日修理品が完成したことをご連絡していましたので広島からお客様がドライブと引き取りを兼ねて来られました
修理の出来ですが、満足していただいたので方の荷がおりましたね
どんな修理でも色々考える事があるのですが、修理とレストアは似てるな〜と思うのです
修理というのはお客様の特別な希望があれば別ですが、壊れた部分を元に戻す事なんですね
ですから元の姿と同じ方がいいわけですね、これはまさしくレストアですよね(笑)
まあお客様の特別なご希望があれば話は違いますけどね。

さて本日の製作です
本日はメーターパネルからですよ
エッチングのメーターパネルをダッシュボードの部分の当てて見ますと左右が少し小さい様ですね
その形状に気をつけてアルミ板をカットして削り合わせます
実車がアルミパネルなのでここは是非アルミで作りたかったのです

メーターのつく部分に穴を開けます
いきなり大きな穴を開けるとアルミ板を曲げてしまう恐れがありますから小さめの穴を開けておいて削って広げます
この時点では少し小さめに削っておいて最終的にメーターのパーツに合わせて微調整します

このメーターの配置はノーマルの配置です
現在の車両は一番右側の時計のある部分が表示灯のオンオフを表示するためのランプが付いていますが当時はどうだったのでしょうね・・・??
当時はレース車両といってもt区別な加工がしてない物もありましたから・・・ね〜。
今回はとりあえずルフ氏が作ったままにしておきましょう。

問題はメーターですね
どの様に再現するかですが・・・
せっかくのビッグスケールなのでそれを生かした物にしたいですよね
まずは旋盤でメーターの文字盤の部分を作ります

先ほど作ったメーターパネルの裏側から取り付けます
表側からメーターリングとメーターのガラスを取り付ける様にする予定ですね

本日はタコメーターとスピードメーターの部分だけ削っただけで時間がなくなってしまいました
と言うのもガラスをどこに収めるのかと言う問題がありまして
考えながら削っていたらいくつも使えない物ができてしまいまして・・・
なかなか難しいですね。


明日もこの続きを作ります
予定ではメーターパネルの上にメーターの針をデカールではなく別につけたいと思っています

ダッシュボードの仮組No.1

2018-01-19 21:41:50 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は良い天気でしたね〜
しかし気温は結構低めだったのか風が冷たかった様です
私は外に出ていないのでわかりませんが・・・

今週末まではこの天気が続くらしいので外にお出かけの用事がある方は今週末までがよいかもしれませんね
火曜日位から気温が下がって雪が降るらしいです・・・今度はどれ位降るのでしょう?

さて本日の仕事です
この画像は現在製作中のフェラーリ365GT4デイトナなのですが残念ながら現在の状態に近い物・・・らしいです
キルスイッチなど現在の装備に替えられていますね。
当時はどうだったのか残念ながらわかりません当時の画像でしかもこの車であると言う確証のある物が一つもないのです。
それらしい物はいくつか存在するのですけどね・・・結構有名な車なのですが・・・なかなか難しいですね。

キットの部品でステアリング系を組み付けてみますとこんな感じになるのです・・・
このままダッシュボードに組み付けますとステアリングとメーターがかなり近いのですが理由を考えてみますとステアリングとコラムの間にステアリングハンドルを固定しているボスが省略されている感じがします。
上の現在の写真でモモステアリング用のボスが付けられていますね、ステアリングは当時の物と違いと思いますが・・・。

そこでボスを旋盤で削って作ってみる事にしました
形状は単純な物で良いと思ったのですが一応現在の車の物に合わせておきましょう。

作ったボスはこんな物ですね
ステアリングボスのコラム側が大きくなっているのはこの部分に大きめの隙間が有るのでしょう、それを隠す為にコラム側にカバーが付いていると推測出来ますね。
差し込みはステアリング側もコラム側もキットの物に寸法を合わせています

完成しますとこんな状態になります
このステアリングを使う限り本来ですとモモタイプのボスでは取付けビスの本数が合わないはずなのですが・・・そこは目をつぶっておきましょう(笑)

ダッシュボードに使うエッチングパーツを集めてみました
インストではこれだけのパーツを使う事になっていますが・・・
う〜ん、ここに有る部品はほとんど使えない様な気がします・・・(笑)

まずはメーターパネルですが質感がダメですね
実車はアルミなのですがこのエッチングは洋白なので磨いてもアルミの様な白っぽい質感にはならず磨いても鏡の様にピカピカにはなりますが白っぽい光り方では有りません。
それに1/12なのにエッチングのハーフに寄るメーターリングはありえませんね〜
凹凸の感じが全く無いのです・・・

シフトゲート・・・・
この部品はまだ使えますが、このままではダメですね
シフトパターンの部分は下側をフラットブラックに塗ってエッチングを貼る事になっていますが、1/12ではシフトパターンの穴の開いた部分からフラットブラックに塗った部分が見えますよね。
これもまた奥行きが無い感じになってしまいます・・・
この下側を掘って奥行きの感じを出したいですね。

このパーツもまた変です
デカールにはスイッチ類の表示のデカールが有るのですがこのエッチングはノーマルで空調などのスイッチパネルですよね〜
まあ空調も有ったのかもしれませんがスイッチの表示とスイッチが合わないのです・・・

エンジンキーのキーホールはこのエッチングです・・・1枚だけ(笑)
余りにも凹凸感が無いじゃないですか〜!

と言う事でまずはキーホールから作り直してみましょう・・・
まずは寸法を確認します
このエッチング中央の穴の部分だけで2.0mm有ります
12倍しますと24mmでちょっと大きい様な気がしますね

少しだけ小さくして
1.8mmで作ってみました

旋盤で洋白丸棒を削ってこんなリングを作って見ました
外径は2.3mm内径が1.8mmで表面は斜めに削られています
このリングでキーシリンダーを固定する構造では無いかと思いましてこんな感じにしました。
1/12のスケールですからね〜これくらいは凹凸があっても良いでしょう

リングとキーシリンダーを組み合わせますとこんな感じです
リングよりもキーシリンダーが飛び出してしまうと何か不自然に見えてしまいますのでツライチに収まる様にしておきます

実際にダッシュボードに取り付けて見ないとわかりにくいですよね〜
そんな方のために・・・
如何でしょうか?


明日はメーターパネルをなんとかしましょう!

シャーシ関係のパテ処理

2018-01-18 21:22:49 | Ferrari 365GTB4 Daytona
本日の山陰は曇りでした
気温は少し高めで外で片付けをしていても寒くない程度です。
朝一番の仕事はこの寒さで枯れてしまったパッションフルーツを片付けました
運が良ければ冬を越せるかも・・・と思っていましたがやっぱり山陰では難しいですね
温室の中なら大丈夫なのですが・・・

さて本日も仕事を始めます
再開したデイトナですがいまひとつしっくりこないのです
まだ少し雑用が残っている事もありますがこの2ヶ月ほどでどこまで進んでいたのか思い出すのが結構大変なんですね
思い出すのには触っているのが一番良いのです
それにやっぱりビッグスケールの1/12なので細かなピンホールや凹みが結構ありまして気になるのです
完成後には見えなくなる部分もありますがそれでも気になりましてパテで丁寧に埋めておくことにします

先日取り付けピンを取り付けるために貫通穴を開けて加工しましたが表面の穴の部分をパテで埋めておきます
このエキゾーストパイプの形状には疑問がありますが当時のこの部分の写真が無いので全否定できないのです
エンジンは12気筒なので
片側6気筒なのですが普通はシリンダーヘッドから6本出てきたエキゾーストは3本づつまとめられて2本になります
だからこの様に3本から2本になるというのはあまり考えられません。

シャーシの部分に展示ベースとの取り付け用のビスを止めるための穴を開けましたビスはM4を使いますから下穴は3.0mmを開けておきまして
タップでネジを切ります

シャーシの厚みの部分に気泡が有ったりしますのでパテで埋めておきました

リアのバルクヘッドの部分にも少し凹みがありますのでこれもまた埋めておきます

センターコンソールの部分も少し凹んでいますので
ここも修正ですね
ただここは断熱材のカバーがつきますから特に修正しなくても良かったかもしれません

断熱材のカーペットの型紙を出してきて当てて見ました
こんな感じですね〜


明日はダッシュボード周りの仮組をしましょう
この時代のレースカーは基本ノーマルなんですよね〜
なかなか雰囲気がいいと思いますよ