経済協力開発機構(OECD)が加盟各国の大学など高等教育機関の入学者に占める女性の割合を調べたところ、日本は平均を大きく下回り、「自然科学‘・数学・統計学」の分野で27%、「工学・製造・建築」で16%と、比較可能な36力国でいずれも最下位だった。
理工系の女子学生の少なさは日本の課題で、OECDは「男女で著しい差が生じている。 女性に理工系分野に進む夢を与える必要がある」と指摘した。
OECDは2019年時点の「STEM」(科学・技術・工学・数学)分野の入学者に占める女性割合を調査。
日本は2018年度分を報告した。
「自然科学・数学・統計学」分野の36力国の平均は52%。
最も高いのはスロバキアの65%で、ポ上フンド63%、チェコとリトアニアの60%と続いた。
最下位の日本は、2番目に低いベルギーの40%にも大きく離された。
「工学・製造・建築」分野は平均26%。
最高はアイスランドの39%で、ポーランド36%、ギリシヤ33%の順だった。
2018年の国内総生産(GDP)に占める、小学校から大学に相当する教育機関への公的支出の割合も調査。日本は2・8%で、比較可能な37力国のうちアイルランドとともに最低だった。
最高はノルウェーの6・4%で、コスタリカ6・2%、アイスランド5・5%と続いた。
平均は4・1%で、他にはフランス4・5%、米国4・1%、英国3・9%、韓国3・8%、ドイツ3・7%などとなっている。
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