希望&夢

希望や夢あふれる社会になるといいな!
明日や将来のことを思うと、おもわずぼやいてしまいます。

介護保険維持 大半が懸念 人手不足強い危機感

2020年04月03日 | 医療

介護保険制度がスタートして4月で20年を迎えるのを機に、共同通信は都道府県庁所在地(恵Eは都庁のある新宿区)と政令市の計52自治体にアンケートを実施した。

回答があった自治体のうち、介護保険制度の維持、存続について1自治体を除いて全てが「懸念する」と答えた。

現場の人手不足に強い危機感を持つ声が多かった。

高齢化の進行でサービスの利用が増加、費用も膨張しており、先行きを危惧する見方が広がっていることが明らかになった。

制度の存続、維持について「懸念する」が16自治体。

「どちらかといえば懸念する」が33自治体で合わせて49自治体だった。

「どちらかといえば懸念しない」はさいたま市の1自治体、「懸念しない」はゼロだった。

アンケートは2~3月に実施。

52市区に送付し、50市区から回答があった。

浜松市と大分市は無回答だった。

制度の問題点を聞いた設問(二つまで選択)は、介護現場の人手不足が45自治体で最多。

費用の膨張(26自治体)、財源の確保(20自治体)と続いた。

今後必要だと思う政策(二つまで選択)は「介護職の賃金のさらなる引き上げが最多。

財源として国の税金投入を増やすべきだとの意見も目立った。

現在、65歳以上の高齢者が支払う月額介護保険料の全国平均は5869円。

保険料は3年に1度見直す。

2021年4月に改定される保険料を聞いたところ、利用者数増加や給付費の上昇に対応するため、引き上げる見通しとした自治体が約半数の24自治体に上った。

残りは「分からない」と答えた。

費用抑制のため、政府内には要介護1、2の人の訪問介護のうち掃除や洗濯といった生活援助サービスを介護保険から外し、市区町村事業に移すべきだとの意見がある。

「移行させるべきではない」とした自治体が36で、「移行すべきだ」としたのは1自治体だけだった。

移行反対の理由は「担い手がいない」が多かった。

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70歳就業法成立 2021年々月実施

2020年04月02日 | 就職・雇用・労働

希望する人が70歳まで働けるよう企業に就業機会確保の努力義務を課すことを柱とした関連法が3月31日、参院本会議で自民党などの賛成多数により可決、成立した。

少子高齢化の中、社会保障制度の担い手を増やすため、高齢者の就業や副業・兼業といった多様な働き方を促進する内容。

2021年4月から実施する。

関連法は、高年齢煮雇用安定法や雇用保険法など六つの法律を束ねた。

70歳までの就業は企業の選択肢を拡大した。

定年延長・廃止や継続雇用制度の導入といった従来の制度のほかに、・起業やフリーフンスを希望する人への業務委託や、自社が関わる社会貢献事業に従事させることも新たに加えた。

継続雇用制度では他社に転職させることも認める。

企業はいずれかの方法で就業機会の確保に努める。

業務委託や社会貢献事業への従事は雇用関係がなくなるため、労使の合意を前提とする。

厚生労働省は今後、合意するべき内容などを省令で定め、指針をまとめる。

副業や兼業を普及するため労災保険法も改正。

仕事を掛け持ちする人の労災を認定する際、全ての勤務先での労働時間を合算して判断する新たな制度を設ける。

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コロナ対策にiPS活用を 治療薬開発細胞の提供提案

2020年04月01日 | 新型コロナウィルス

京都大iPS細胞研究所長の山中教授が3月28日までに共同通信のインタビューに応じ「新型コロナウイルスの感染拡大が非常に心配。 iPS細胞も対策に貢献できると思う」と話した。

ウイルスの専門家らにIPS細胞からつくった人間の肺の細胞を提供し、感染実験を通じて性質解明や治療薬の開発に生かしてほしいとした。

現在の研究にはサルなど動物の細胞や実験用の人間のがん細胞を使っているが、山中教授は「やはり実際にウイルスが入り込む細胞を使うのが大切ではないか」と指摘。

細胞に入り、内部で増殖して外に出て行く仕組みのほか、軽症で済む人と重症化する人の違いを明らかにすることが可能になると推測した。

米サンフランシスコにも研究拠点を持つ山中教授は現地の混乱に危機感を募らせる一方、日本も「自粛疲れ」から感染爆発につながることも懸念。

「感染症の専門家ではないが、正しい情報を分かりやすく一般に発信したい」と、個人のウェブサイト「山中伸弥による新型コロナウイ支〈情報発信」を開設した。

研究所は4月で設立10年となる。

山中教授は「これまではiPS細胞の技術開発に必死だった。 次の10年はいろいろな患者さんから学び、実験室で症状を再現し、効く薬を調べていきたい」と表明。

父をウイルスによるC型肝炎で亡くしたことも引き合いに「感染症もターゲットだ」と決意を語った。

また、これまで注力してきた難病の治療研究に加え、免疫細胞を使つたがん治療の低コスト化や、一人一人違うアルツハイマ-病の症状に応じて薬を選ぶ教個別化医療など、患者の多い病気の解決にも取り組むとした。

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