理化学研究所は6月28日、計算科学研究センターで3月から本格稼働しているスーパーコンピューター「富岳」が、計算速度など性能ランキング4部門で昨年6月、11月に続き世界一になったと発表した。
3期連続の「4冠」は世界初。
計算速度ランキング「TOP500」では、富岳は毎秒44京2010兆回の計算が可能とされ、2君こなった米オークリッジ国立研究所研の「サミット」 (14京8600兆回)の約3倍と差をつけた。
富岳は他に、産業利用で使われる計算の性能、人工知能(AI)で活用する計算の性能、ビッグデータを扱う性能の3部門で1位に輝いた。
TOP500には国内から、産業技術総合研究所(12位)、東京大(13位)などのスパコンもランクインした。
また、省電力性能に着目したランキング「グリーン500」では、AI技術などを手掛ける企業プリファードネットマークスの「MN-3」が首位となった。