ヤフーは2月27日、ニュース配信サイト「ヤフーニュース」で、誹誇中傷を含む不適切な書き込みを重ねたとして投稿停止措置を課したID数が56%減ったとの調査結果を発表した。
コメント欄に意見や感想を投稿する際に携帯電話番号を登録するよう昨年11月に義務化したことで、不適切投稿抑制に一定の効果があったとした。
義務化前の昨年10月と、義務化後の昨年12月から今年1月までの平均を比較した。
ヤフーによると、規約違反となる投稿を重ねる利用者に行う警告表示回数も、22%減少した。
IDを停止しても過去に取得した別のIDなどを使って書き込みを続ける事例が後を絶たなかったが、義務化後は、同一の電話番号では別のIDを運用できないため、同じ利用者による複数の投稿が減った形だ。
ヤフーはニュースに関する多様な意見を利用者が共有する場として、2007年からコメント欄を提供。
2021年から違反コメント数が基準に達した際、人工知能(AI)が自動的にコメント欄を非表示にする機能を導入している。