踊る小児科医のblog

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30~40代男性は「上半身肥満」で喫煙率も高い

2005年04月22日 | 禁煙・防煙
国民健康調査:40代男性の3割超が「上半身肥満の疑い」(毎日)なのだそうです。記事の概要は、
・20代女性の2割以上がやせ過ぎ
・30・40代男性の3割は上半身肥満の疑いで、ほかの世代に比べ運動不足、喫煙の割合も高い
・習慣的に喫煙している人は男性がほぼ5割で、女性は1割
・「やめたい」と答えた人は男性が4人に1人、女性は3人に1人
・実際に禁煙を試みたのは男性が5割、女性は6割
といったところで、元の資料は厚労省のページに以下のごとく掲載されています。詳細はPDFファイルでもご覧いただけますので、私もこれから読んで基礎資料として活用するつもりです。これまでは男性は30代、女性は20代の喫煙率が一番高かったのですが、今回は男性もわずかながら20代の方が上回っています。男性全体で50%を切ったのはJT調査値などとも一致していますが、このグラフの山を眺めていると暗くなりますね。

平成15年 国民健康・栄養調査結果の概要について(平成17年4月21日 厚労省)

 国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにするため、従来の「国民栄養調査」を拡充し、「国民健康・栄養調査」として、平成15年は「たばこ」等に重点を置き、調査を実施した。

たばこに関する状況
 (1)  現在習慣的に喫煙している者の割合は、男性で46.8%、女性で11.3%(図1)。
 (2)  たばこが健康に与える影響について、「とても気になる」と回答した者の割合は、女性では5割以上、成人男性では3~4割(図3)。
 (3)  たばこが健康に与える影響について、「たばこを吸うとかかりやすくなる」と回答した者の割合は、「肺がん」、「妊娠への影響」では8割以上、「胃潰瘍」、「歯周病」、「脳卒中」、「心臓病」では5割未満(図5)。
 (4)  現在習慣的に喫煙している者のうち、「たばこをやめたい」と回答した者は男性の4人に1人、女性の3人に1人。「本数を減らしたい」と回答した者とあわせると、全体で男女とも約7割。一方、「やめたくない」と回答した者は、男性の4人に1人、女性の5人に1人(図7)。
 (5)  現在習慣的に喫煙している者のうち、「禁煙を試みたことがある」と回答した者の割合は、男性で約5割、女性で約6割(図8)。
 (6)  現在習慣的に喫煙している者において、男女とも1日に11~20本喫煙していると回答した者の割合が最も高い。40~50歳代男性の約2割は、31本以上喫煙(図11)。
 (7)  たばこを「まったく吸ったことがない」又は「今は(この1ヶ月間)吸っていない」と回答した者のうち、家庭又は職場で受動喫煙の機会が多かった者ほど、血中コチニン濃度が高かった(図12)。

肥満、運動習慣の状況
 (8)  30~60歳代男性の3割以上が肥満。20歳代女性の2割以上が低体重(やせ)(図13)。また、30~60歳代男性の約3割が上半身肥満の疑い(図15)。

栄養素等摂取、食品群別摂取の状況
 (9)  20歳以上で、補助食品等からビタミン・ミネラルを摂取している者の割合は、最も多いビタミンB1で5.3%(表1)。

 ・ I  調査の概要 (PDF:18KB)
 ・ II  結果の概要 (PDF:545KB)