踊る小児科医のblog

青森県八戸市 くば小児科クリニック 感染症 予防接種 禁煙 核燃・原発

インフルエンザ脳症は36人、青森県でも1人

2005年04月23日 | こども・小児科
インフルエンザの流行はほぼ終息したと言いたいところですが、今週末まではまだ数名の患者さんがみられていますので、保育園などにおける局所的、散発的な発生はまだあるかもしれません。GWでほぼゼロになるだろうと見込んでます。今シーズンは流行の始まりは遅かったものの全体としては比較的大きな流行となりました。A型とB型の両方が一緒に流行したのが特徴で、従来A香港型は重症化して脳症の発生が多いとされていたのが、今シーズンの36例のうち6割がB型だったというのも特記すべき事でしょう。青森県でも6歳女児の1例が報告されています。

IDWR 感染症発生動向調査 第14号ダイジェスト 2005年第14週(4月4~10日)(感染症情報センター)
脳症36人、うち8人が死亡 インフルエンザ感染で