男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

ハッシュパピー

2011年03月11日 | スイーツ
今から65年前のころ、わが国の人々は飢餓状態にありました。
そのころ、食料として「とうもろこしの粉」が各家庭に配給になり
ました。その時の「粉」は家畜の餌にするのを、敗戦国の日本に
押しつけたもの・・と、のちになって非難する人がいました。

年の暮れ、お餅をつくのにもち米が足りない・・量をふやすのに
配給のとうもろこしの粉を混ぜお餅をつきました。家畜の餌とは
いうものの、食料が絶対不足の当時人々の命の綱になりました。

レシピのコーンミールは、65年前の配給の粉とは違う上等な粉、
小麦粉ほど微細でなく、食べるとややザラツキ感があります。
とうもろこしを微細にして取りだした澱粉が、コーンスターチです。

ハッシュパピーは、アメリカ南部の料理「なまずのフライ」のつけ
合せとして供されるとも聞きます。もともとはフランスの移住民が
つくった・・と言う説や、南部のアフリカ人コックが、魚の切り身と
一緒にフライにした・・・などルイジアナ地方に縁があります。

ルイジアナ地方をアメリカが買収したのは1803年、当時は北米
まで広がる210万k㎡、今の全米面積の22%強もある広大な
土地・・・それをフランスから1500万ドルで買いとりました。

ハッシュパピーはこれまで数回作りました。簡単にできおいしい
スナック菓子で、試食させた孫たちにも好評でした。食品店で
コーンミールを見かけたら、ものは試し・・つくってみてください。
  
hash puppy・・・訳して「シッ、子犬!」とでも言うのでしょう。とうもろこしの粉と牛乳をまぜて
油で揚げたお菓子の一種で、アメリカ南部・クレオール系の料理です。元々は南部の山のハンター
の弁当でした。焚き火の周りを走り回る犬にこれを投げ与え静かにさせたので「Hush puppy」の名が
ついたと言います。ほかにも3つ4つ謂れがありますが、どれもアメリカ南部につながりがあります。

材料
コーンミール 1カップ 130g
小麦粉 1/2カップ 45g
しお 小さじ 1/2 4g
ベーキングパウダー 小さじ1.1/2 6g
ガーリックパウダー 小さじ 1/3 2g
牛乳 1カップ 180cc
たまご 1こ 50g
天ぷら油 2リットル
作り方
① 小麦粉とベーキングパウダー・ガーリックパウダーを
一緒にして網ざるで、全体がよく混ざるようにふるう。
さらに、コーンミールを加えて、よく混ぜ合わせる。

② 卵をわりほぐして牛乳と塩を加え、よく混ぜ合わせる。

③ ①と②を混ぜ合わせて、しばらく寝かせる。

④ 天ぷら油を180度に熱し、③をスプーンですくって
油におとす。
一度に揚げるのは、鍋の大きさにもよるが、7~8こ
くらいまで・・
一旦沈んでだタネが浮き上がり、全体がきつね色に
なったらできあがり。

イタリー料理の本にしお味のドーナツのことがかいてありました。
このハッシュ・パピーも、フライド・ポテトもしお味がベースです。
しお味と言うと、血圧に悪影響と思い敬遠しがち、おまけに油で
揚げてあるので、熱量も気にかかる・・・成分は次のとおりです。


成分はレシピ材料の総量、吸油率は15%として計算しました。
熱量・・・1970㎉  塩分・・・6.8g  カルシウム・・・310mg
たんぱく質・・・37g  炭水化物・・・240g  脂質・・・100g




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