熊本熊的日常

日常生活についての雑記

大震災から一週間

2011年03月18日 | Weblog
自分の生活は震災前と変わらない。強いて変わったことと言えば、日中の外出がなくなったことくらいだろうか。今週は水曜日に木工に出かけた以外、出勤以外の外出がなかった。今日も昼間は洗濯、掃除、炊事といった家事とブログを書くくらいのことしかしていない。通勤の足は、朝夕の通勤時間帯は計画停電に伴う運行規制で不自由があるようだが、私の通勤時間は世間一般のそれとはずれているので、既に平常に復している。深夜の帰宅時間帯はもともと列車の運行が少なく、午前0時を回れば山手線でさえ10分前後の運転間隔なので、それ以上変わりようがないということでもある。

勤務先では、今日は原則として午後3時終業になったが、いつものように夕方に出勤してみると、職場の風景はそれほど変わったところはなかった。ただ、普段なら深夜まで残っている社員が何人かいるものなのだが、今日は午後9時半には誰もいなくなっていた。

連休前ということもあり、熊本で勤務している外注先の人から発注予定を尋ねる電話が入った。そのときの雑談のなかで、熊本でも買い溜めの動きがあり、首都圏で不足が報じられているのとほぼ同じ物が不足気味になっていると言っていた。おそらく、テレビなどで被災地の様子を毎日目にしていることで不安を覚えたのだろう。確かに、九州にある工場が東北にある工場からの部品の供給が止まって操業停止を余儀なくされているという事実はある。今や人の暮らしは世界中と何らかの形でつながっているというのは現実のことだ。ましてや熊本と言えば阿蘇という活火山があるので、地震は他人事ではない。なるほど熊本の人々が買い溜めに走るのは尤もなことかもしれない。しかし、…と思うのである。

今日は彼岸の入り。先日、生協から届いた御萩を食べたのだが、改めて今日も食べようかと思ったものの、せっかく巣鴨で暮らしているのだからと思い直し、大福をいただくことにした。出勤途中に地元巣鴨の伊勢屋で大福を買い、職場の席でいただいた。残りは持ち帰ってひとつひとつラップに包んで冷凍室に保存した。明日の朝はこれをひとつオーブントースターで焼いていただこうと思う。巣鴨といえば塩大福が名物で、その有名店がいくつかあるが、私は伊勢屋が一番好きだ。餡と皮とのバランスで、皮となる餅が少し勝っているので、ここの大福を一押しにすることに異存のある人は当然いると思う。私は、餡も好きだが餅も好きなので、この餅の勝り具合が好ましいと感じられるのである。買ったばかりのものをそのままいただくのは当然美味しいが、時間が経って少し硬くなったのをオーブントースターで焼いて食べるのもまた美味しい。コンビニやスーパーなどで売っている大福は皮が餅もどきのものが少なくないので、そういう大福もどきには気をつけたい。