通常レッスンに戻りまして、緊急事態宣言によるレッスン休止以前と同じリズム、
同じ日常が当たり前に思えるようになってきました
オンラインレッスンをしていたのが
もうずいぶん前のことのような気がしています
けれど、休止期間中の変化も感じています。
いつものテキスト以外に、好きな曲の楽譜を調べて練習したり、
他の楽器に挑戦した生徒さんも複数いらっしゃいます
自粛期間、ピアノの練習時間が増えてテキメンに上達を実感する方も
もちろん、お指も自粛期間だった方も
もし私が小学生くらいの時に、同じ状況に置かれ、ピアノのレッスンに通えない
自粛期間が続いたとしたらどうしていただろう?と考えました。
今はYou Tubeなどで色々な曲を知る機会が増え、ゲーム音楽やボカロ、洋楽邦楽
ジャンルを問わず検索し、初心者から上級者まで、レベルに応じたピアノ版の楽譜を
探すことができます。
オンラインレッスンという手段もあるし、楽譜をネットで購入したり
楽譜をプリントアウトしてすぐに入手することができますが、
私が小学生だった昭和の時代には、もっちろんそんなものはなく、
手持ちの楽譜か、あとは「作る」しかなかったです 作曲。
4歳の時に自分から習いたい!と言ってピアノを習い始めた私ですが、
母がとても厳しくて、最初は横につきっきりで練習させられ、そのうち
母が手に負えないテキストに進んでくると、一日の練習時間を決められ、
4歳の時には一日30分だった練習時間が、1学年上がるごとに5分~10分増やされ、
遊びたい盛りの小学校3,4年生頃には、練習時間が約1時間になっていて、
それを済ませないと遊びに行ってはいけないのでした
大体、私の実家は小学校からものすごく遠くて、徒歩30分くらいかかり、
帰宅してからおやつを食べてピアノを1時間練習したら、もはや遊びに行く
時間なんてないのが現実でした
テクニック、ツェルニー、バッハ、ソナチネまたはソナタまたはその他の曲という
ド定番を毎日コースで練習していましたが、母は私がどんな曲を習い、今どんな曲を
練習しているかまでは把握しきれなくなっていたので、私は課題の曲もそこそこに、
習っていない曲をテキストの最初から順番に弾いたり、右手と左手を逆に弾いたり、
目をつむったままどこまで弾けるか試したり、とにかく1時間の練習時間をなんとか
ピアノの音を出しながらつぶすことばかりに心を砕いていました
そんな私だったので、もし自粛期間なんてことになったら…
足でモーツァルトが弾けるようになっていたかも…
おっと、いったい何の話でしょう
とにかく、今、私がこうして皆さんとお会いできているのはスパルタの母のおかげと、
時間をつぶすために弾きまくったあの小学生時代があったから…?
ボカロの曲やディズニー、米津玄師などなど、好きな曲、気になる曲、
どんどんチャレンジしてみてください
今練習中のテキストの、他の曲でもなんでも、弾いてみると意外と楽しかったり、
時間を忘れて譜読みに没頭しちゃったりすることがあるかもしれません。
そういえばあの曲弾いてみたいなぁとか、いつかあの作曲家にチャレンジしたいなぁとか、
そんな曲があったらレッスンに持ってきていただいても全然OKですから
楽しいなぁとか、ピアノ習っててよかったってちょっとでも思っていただけたら、
私はサイコーに幸せです