栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

ひどすぎるシンドラー社の責任転嫁発言

2006-06-09 17:06:34 | 雑感
「管理・乗り方も原因」 死亡事故でシンドラー本部声明 (朝日新聞) - goo ニュース
 出るわ出るわ、次から次にシンドラー社製エレベーターのトラブルだけで459件。
範囲は全国に広がっている。
それなのにシンドラー社の対応はあまりにも不誠実といわざるを得ない。

 なかでも極め付けが、シンドラーホールディング(本部・スイス)が出した「エレベーター産業での事故は主に不適切な管理か利用者の危険な乗り方に起因していることが多い」という責任転嫁の声明。
 その前日の7日にはケン・スミス社長名で「我々の製品及び保守が高い安全基準を満たしていると自負しています」という声明を報道機関に出している。

 「高い安全基準を満たしている」というが中国・重慶(97年)、上海、香港(02年)、シンガポール(03年)でも死亡事故を含むトラブルが起こっている。それなのに「我々の製品及び保守が高い安全基準を満たしていると自負」とか「不適切な管理か利用者の危険な乗り方」が問題だなどとよく言えるものだ。

 ところで、なぜアジアばかりと思ってしまう。
フランスでも1件トラブルがあったようだが、メーカーは不明だ。
本当に欧米では事故はなかったのか。
仮に欧米で事故がなく、アジアに集中しているとしたら、アジア向けには「高い安全基準」でなくてもいいと考えたとしか思えないではないか。

 今回死亡事故が起きた東京都港区の「シティハイツ竹芝」では今年1月30日に扉が開かないトラブルがあった際、シンドラー社が修理に立ち会っている。
メンテナンス会社のミスだという言い逃れは出来ないだろう。

 問題はシンドラー社だけで済むのか、耐震構造設計疑惑のように他社製まで広がるのかどうかだ。
ハイテク、コンピューター化が進んだお陰で生活が便利になった一方、ひとたびトラブルが生じると大事故になる傾向がある。
これが現代の怖さだ。
普段からちょっとした異音や変調にも気を付けたいものだ。


思考しない現在人

2006-05-26 00:08:29 | 雑感
 最近、人と話をしていて会話が成り立ちにくいもどかしさを感じる。
どうも話(議論ではない)が噛み合わない。
「そのことはさっき説明しただろ」という場面が何度も繰り返される。
まるでデジャブーのように。

人の話を聞いてないのだ。
聞いてはいるが大脳を素通りしているから、頭に残っていない。
そんな人が増えている。

 ある時、会議というかちょっとした打ち合わせの席だったが、数人である議題について話をした時のことだ。
一応の結論が出て、次の議題に移ろうとした時、一人が紙を広げて「いまの話はこういうことなんですよ」と図示し始めた。
 初めてその様子に触れた時には、とても慎重な人だと感じた。
ところが、何度となく話している内にあることに気付いた。
理解力が遅いだけでなく、あまり人の話を聞いていないということに。

 これは特別としても、どうやら現在人(現代人ではない)は思考するのが苦手のようだ。
なぜなのか。
映像時代の影響で本を読まなくなったことも一因だろう。
それにしても若者ならまだしも、50前後の中年までこれではね。

車検費用に愕然とする。

2006-05-23 17:50:34 | 雑感
 ディーラーから車検費用の見積もり電話がかかってきた。
先方の口振りからしてどうもかなりの額になりそうだ。
金額を聞いてビックリ。
車検手続き費用(9.6万円)を加えて25万円。
さすがに先方も少し言い淀んでいたが、こちらの方が冷や汗だ。

 車はBMW。
初年度登録はたしか平成7年。
4年前に中古で買ったから、今回の車検が2度目だが、ディーラーで車検を受けるのは初めてだ。
前回は車検に最低3日必要と言われたので、1日車検が可能なオートバックスに持って行った。
金額は12万円弱だったと思う。
 今回は代車を提供するというし、せっかくサービスが車検整備の案内電話をかけてきたのでディーラーで受けることにしたが、それにしても25万円は高い。
しかも所要日数は5日。

 ディーラーの考え方も分からないではない。
安全のためにはここは換えた方がいい、あれも整備しなければいけないで、結局金額がアップする。
実はこのやり方が以前の車検のやり方だった。
だから車検は高いと言われたのだ。
それがいまでは車検時の整備は必要なく、事後整備でもいいことになったから車検時にかかる費用が安くなった。

 「とにかく絶対整備しなければいけない箇所に留めて、後でもいいところは後にして欲しい」
 と返事する。一度の出費は痛い。
結局、「20万円をギリギリ切るところまで削りましょう」と顔なじみのフロントの返事。
「ワイパーは外しましょう」
当たり前だ。ワイパーの交換まで入れるなよ。
安全に欠かせない最低箇所に留め、15万円前後というのが本当は希望だが、まあ仕方ない。

 次回は早い、安いところですることに決めた。
普段からこまめに修理・整備に持って行っているだけに、よけいそう思う。
やはりディーラー車検は高くつく。

リエゾン九州の新年会案内

2005-12-23 00:07:58 | 雑感
 昨年と打って変わって今年は非常に寒い日が続いていますね
まるで日本列島がすっぽり冷凍庫の中に入ったような寒さで、各地で雪害も出てい
るようですが、皆様お変わりございませんか。

 毎年この時期は今年1年を振り返り、10大ニュースをマスコミなどでも取り上げ
るのですが、今年は本当に事件、事故、災害が色々ありました。
ひと言で言えば「安心・安全が脅かされた年」ではなかったでしょうか。
 唯一、明るいニュースは礼宮の結婚式でしたね。
天皇家の家族愛を感じるとても温かい披露宴でした。

 さて、いろんな数値から見ても景気は少し回復基調にあるようです。
来年はお互い飛躍の年にしたいものです。
そのために人脈は大きな武器になるはずです。
リエゾン九州の新年会で人的ネットワークを築いて下さい。

 今年も講演と新年会の2本立てです。

■日 時: 平成17年1月17日(火)
■講 演:「新エネルギーと九州のモノづくり環境」
 講 師:九州経済産業局資源エネルギー環境部・佐伯心高次長
      17:30~受付開始
      18:00~講演開始
■新年会: 19:00~開会
■会 費: 6,000円(前売り)
        当日7,000円  
    
■会 場: セントラルホテルフクオカ 3F
      福岡市中央区渡辺通り4丁目1ー2(九州電力ビル横)
      TEL (092) 712 - 1212
■申込先:kurino@liaison-q.com


CASジャパン(長崎オランダ村跡)が自己破産。

2005-10-04 16:14:40 | 雑感
 CASジャパンと聞いてもあまりピンとこないが、旧長崎オランダ村跡地に開業したCASビレッジといえば少しは分かるだろうか。
 実のところ私も長崎オランダ村跡地を利用してどこかの企業が料理学校を開校するにあたり、生徒を募集している新聞広告を見たことがあるぐらいだ。

 CASジャパンは和風創作料理チェーン「庵」などを全国に展開する小林事務所(本社兵庫県川西市)の小林敬社長が設立した会社で、「地産地消」を掲げた和洋中のレストランやウェディングレストランなどをオープンさせ、来年には料理学校もオープンする計画だったようだ。

 しかし10月3日、突然自己破産した。オープンからたったの半年。負債総額は約22億円。本人はオープン前に「『地域』『地産地消』『フリーター問題』『観光都市長崎の使命』『(アジア圏に向かって)国際都市長崎の使命』『教育・道徳』『日本の外食産業の将来』『産学共同事業』等々・・・・・・・・・・・・・・
これらのキーワード(点の集まり)をCASをコアにして『線』にしていきます。100%実現可能な事業プランと信じています」などと書いていたが、計画ばかり大きくて、きちんとマーケティングをしたのかと疑いたくなる。
 それにしても22億円の負債を抱えて自己破産。小林氏は行方しれず。本業への影響はどうなるか。

 驚いたのは同社の自己破産ではなく、オープン前に同社の計画を結構持ち上げた人達がいたということの方だ。しかも、大西某というマーケティングを標榜する男などがやたらと持ち上げていたことだ。
 地方の現状、長崎オランダ村が位置する地理的現状、対岸のハウステンボスがなぜ破綻したのかをきっちり分析していれば、CASジャパンの計画があまりにも大雑把すぎ、とてもまともに考えたものではないことぐらいはすぐ分かるはず。
 長崎オランダ村を創り、ハウステンボスを創った神近氏に比べれば理念はなく、計画も人物もあまりに小粒すぎた。そんな人間に地域の再生などできはしないということを実証したということだろう。

 ついでにマーケティングに関連して少し触れておくと、首都圏で一時的に成功した人間が地方に進出する時に同じような失敗をするケースが多い。
 理由は激戦地で成功しているのだから、強敵もいない、コストも安い地方で事業をするのだから成功しないはずがないという思い込みから来る奢りである。

 同じ現象は中国に進出する企業の多くにも当てはまる。
現地のマーケティングを軽視し、相手国の文化や習慣を軽視して、自分流のやり方を押し付けようとするから失敗する。
 中国で成功している企業の多くは事前に多方面から情報を入手し、分析し、パートナーとなる相手をきちんと調べ、互いに平等でフィフティフィフティな関係を築くことを心がけている。
 一方的に相手をバカにしたり、ただ単に安い人件費やコストの安さだけを求めて進出した企業は皆失敗するということは国内外を問わず当てはまる。



ゲオのスマートフォン買取サイト「Smarket(スマーケット)」


小さな秋

2005-09-21 22:08:13 | 雑感
 暑い暑いと思っていたが、野辺には小さな秋がしっかり顔を出していた。
群生している彼岸花もきれいだが、このように1本、2本咲いている彼岸花に限りなき美しさを感じる。

撮影日:9月11日(衆議院選挙の投票の帰り道に撮影)
カメラ:ペンタックス*istDS

 彼岸花といえば赤を想像するが、彼岸花に白い花もあることは意外に知られていない。私自身、白い彼岸花を見たのはこの時が初めてだった。珍しいので思わずシャッターを切った。


撮影日:9月19日
カメラ:ニコンD50

革命は遠くなりにけり。

2005-06-25 10:01:18 | 雑感
  香港の夜はスリルに満ちて、とてもエキサイティングである。男性向けの小物や電気製品などを売る通称「男人街」(テンプルストリート)や、女性用の派手な下着を売る女人街、人相、手相、トランプ、はては鳥による占いなど、ありとあらゆる占い師達が集まっている場所などがあり、それらを眺めながら歩くだけでも充分楽しい。
 買いたい商品があっても絶対1カ所で買わないことだ。必ず他の店も見て歩き、値段交渉をして買うと結構安く買える。しかし、この値段交渉が楽しくもあるが、日本人には意外に難しい。というのは日本人には値引き交渉をする習慣があまりないから、少し負けてくれただけでも喜んで買ってしまうからだ。
 夜店で買えないものはないという程いろんな物が売られているし、紛い物も数多いから電気製品等はよく注意しなければならないが、骨董品などの中には掘り出し物もあるから、そういうのを見つけた時は無上の喜びかもしれない。それよりなにより暑い夜の一時を楽しく過ごせたことの方が買った商品の価値を云々すること以上に価値があるだろう。
 そんな夜店で面白い物を発見した。毛沢東グッズだ。一番上の写真は文化大革命中の毛沢東をあしらった目覚まし時計や腕時計。毛語録に至っては中国語版だけでなく英語版、日本語版のものもあった。
 最近は香港に限らず中国本土でも毛沢東グッズが飛ぶように売れているらしい。中国全土を巻き込んだ文化大革命が終わって30年近く。文革を知らない世代、当時、文革の意味すらよく理解していなかった世代がいまの中国で台頭している。彼らにとってはもう文革は過去の歴史的遺産であり、恐らく「革命」という言葉もすでに歴史の中でしか知り得ない言葉になっているのかもしれない。
 真ん中の写真にはチェ・ゲバラ(髭を生やしている人物。カストロと一緒にキューバ革命を指導した英雄。その後ボリビアで戦死)の顔をあしらったTシャツまで売られていた。毛沢東とゲバラ。両者が並べて売られているという状況に、中国人にとってもすでに「革命は遠くになりにけり」という感を強くした。

ノートパソコンのHDD入れ替え

2005-06-05 11:54:51 | 雑感
 1年前から考えていたノートパソコンの改造をついに実施した。といってもハードディスクドライブの入れ替えだから、その程度のことで「改造」と言うのは多少おこがましいが、それでも私にとっては一大決心を要する「改造」だった。

 HDDの入れ替えをしたのは5年前に買ったコンパックPresario1700。CPUはPentium3の700、OSはme(現在はXPにアップグレードしている)。メモリーも途中で256に倍増している。HDDの容量は20G。当時は少ないというより、むしろ比較的大きめの方だったと思う。

 容量が若干少なめという点さえ除けば、引退させるような機種ではないし、不自由を感じていないので、1年程前からHDDの容量アップをしたいと考えていた。
 HDDの容量アップの方法は
1.外付けHDDの増設
2.内蔵HDDの交換
 のどちらかだ。
 簡単なのは外付けHDD。最近はUSB接続ができ、容量数GのポータブルHDDも出回っているので、それにするという手もあったが、同じことなら場所を取らないシンプルな形でいきたい。
となると内蔵HDDの交換しかない。

 内蔵HDDの交換、増設はデスクトップでは経験済みだし、ちょっとした周辺機器の増設などは何度もしているが、ノートパソコンのように増設スペースがないHDDの交換は初めてである。

 最もいいのは新しいHDDを装着し、リカバリーディスクでOSその他を入れ替えることだが、欠点は時間と手間がかかることだ。その代わりにオーバーホールして軽くなるし、壊れたファイルなども直るという長所がある。
 ただし、新しいソフトを入れるたびに製品のシリアル番号を入れていかなければならない。なにより自分用にカスタマイズしているソフトが多いので、それらを現状にまで復帰させるにはさらに余分の時間がかかる。
 それを考えると、とてもこの方法を選択する勇気が湧いてこない。

 なんとかシステムごとすべて新しい環境に移せる方法はないかと探していると、いくつかの方法があることを発見した。
 1つはHDDコピー機(センチュリーの「これdo台」)に2台のHDDを接続する方法。こんな装置が発売されているのかと驚き、これにすることを検討したが、価格が1万5,000円前後なので他の方法を探すことにした。

 もう1つがHDDコピーソフトを使う方法。
調べてみるとこの1年ほどの間に、HDDコピーソフトは各種出ていることが分かり、HDDの中にはこれらのソフト付きで売っているモノもあったので、この方法を採用することにした。

 買ったのはBUFFALOの60GHDD。回転数5400、流体軸受けドライブ採用。HDD交換ソフト、バックアップソフト、パーティションユーティリティソフト付きで、価格は19,800円。
 80GのHDDを購入する手もあったが、購入時に重視したのは回転数5400、流体軸受けドライブ採用の2点。80Gは回転数が高くなり、その分HDDが熱を持ってくる。HDDの発熱量は結構高く、その上に手を置いていると低温やけどをするほどである。実際私が使っているコンパックのノートパソコンは左のパームレストの下にHDDが格納されており、その上はかなり熱い。
 流体軸受けドライブ採用にこだわったのは静穏性のためである。

 交換用HDDの他に購入したのはHDDを入れる外付けケース。
古いHDDの中身を新しいHDDにコピーする時に必要なだけでなく、取り外した古いHDDを外付けHDDとして使う時にも利用できる。
 普通はこれでOKだが、5年前に購入したノートパソコンはUSB1.1でUSB2に対応していないので、USB1.1をUSB2に変更する装置(カードスロットに差し込んで使う)も購入した。これが2,980円。ケース台2,380円。締めて25,160円の出費。

 さて、いよいよHDDの交換。
まず、外付けケースに新しいHDDを取り付け、USBケーブルでノートパソコンに接続。次いでHDD交換ソフト(Migrate Easy)をパソコンにインスツールし、起動。
 ちょっと不親切なのはBUFFALOのHDD付属マニュアルにソフトの使い方については「Migrate Easyのユーザーズガイドを参照」としか書かれていないことだ。やはりマニュアルは紙に書かれている方がいい。

 昔からHDDはパーティションを切り、Cドライブにシステム、Dドライブにデータと分けて使っているので今回も分ける。ただし今回は60Gなので、Cドライブに30G、Dドライブ15G、Eドライブ15Gと3つに分ける。
 パーティションを分けて使う理由は引き出しの中を整理するのと同じで、HDDの中をゴチャゴチャにしないためだ。

 次は古いHDDの取り外しだが、これがちょっと拍子抜けした。面倒な作業を覚悟していたが、裏蓋のネジを1本外しただけで簡単にHDDを外せたのだ。カートリッジ方式になっていて、引っ張るだけで簡単に取り外せた。
したがって新しいHDDの取り付けも至って簡単。
 20GHDDの中身をコピーするのに要した時間が30~40分。作業全体でも1時間半ぐらいで終わってしまった。

 さて、HDDを交換して何が変わったか。
容量が増えたのはもちろんだが、Windowsの立ち上がり画面が半分近くまで短縮されるなど思わぬ副産物があった。
 もしHDDの容量不足にお悩みなら、ぜひHDDの交換にチャレンジすることをお勧めする。また中古パソコンを買う時は、HDDだけは大容量のものに取り替えることをお勧めしたい。それだけで快適なパソコン生活が送れる。

エネルギッシュな街・香港

2005-05-30 22:55:55 | 雑感
 香港は自己主張の激しい街である。街を歩けばまず目に飛び込んでくるのがけばけばしい看板である。
しかも、決まって大きい。
互いに自分を目立たせることにだけ熱心で、街並みとか都市景観にはほんのわずかの注意すら払っていないように見える。
しかし、この猥雑さが香港の魅力なのも間違いない。
 いまではすっかり取り澄ましてしまった日本もほんの10数年前までは各地にこのような光景が残っていた。
気取った上品さの代わりにチグハグで不統一な景色と、訳の分からないエネルギッシュさが都市にも、そこを行き来する人達の顔にも溢れていた。
それがいつの間にかなくなり、いまではすっかり生気を失った顔が日本では都市も人も支配している。

 香港はお世辞にもきれいな街とは言えない。すくなくとも繁華街は。
街全体がゴミゴミしていて、埃っぽい。
とても現在の清潔好きな日本人はこの街では生活できないだろう。
だが、埃っぽくて、うるさくて、猥雑なこの街が、私は好きだ。
そしてこの街を歩き回れば不思議と元気になる。
それは都市自体が元気だからであり、かつての成長著しかった日本の姿をそこに見るからだろう。

やっと復旧しました。

2005-05-25 11:24:34 | 雑感
 サーバーがダウンし、リエゾン九州のHPへのアクセス、メールの受発信が不能だった状態がやっと昨日昼前からHP、メールの順で回復しました。
実に40時間以上サーバーがダウンという考えられない状態で、その間にメールを頂いたり、HPへのアクセスをされた方から不信感を抱かれたのではないかと危惧しています。
 なにより信じられないのはその会社から未だお詫びの挨拶文一つ来ないことです。
復旧しましたの連絡が来た時も「ご迷惑をおかけしました」のひと言もなし。
企業の真価はトラブルの時にこそ問われるし、そういう時に如実に出るものです。

またサーバーがダウン・・・。

2005-05-23 10:04:12 | 雑感
 また、サーバーがダウンしてメール、HPへのアクセスが出来ない。
いまのプロバイダーに契約を替えてからこれで何度目だろうか。
決まって月曜日の朝にダウンする。

 もともとサーバーはよそに置いていたのだが、地元のITベンチャーがプロバイダーもしているというので、同じことなら地元のベンチャーを支援しようとそこにサーバーを移したのだった。
そもそもリエゾン九州という組織はベンチャーのサーポートを目的に設立したので、サーバーを地元ベンチャー企業に移すこと自体にはなんら問題なかった。
その会社の社長が会員になったこともあったし・・・。

 しかし、プロバイダー契約をそこと交わす時に一抹の不安も感じていたので、万一の場合に備えて従来からのプロバイダー・DTIとの契約は残しておいた。
なんといってもDTIには絶対の信頼を置いているからね。
一度もビジー状態になったことがないし、各種媒体調査でも満足度の非常に高いプロバイダーとして毎回評価されている。
こうしてブログに投稿できるのもDTIを残していたからだ。

 それにしても毎回月曜日にサーバーダウンではどうしようもない。
それにこの会社、フォローも悪い。
DTIのメールアカウントからサーバーがダウンしている旨メールを出しているのだが、2時間経ってもウンともスンとも言ってこない。
 やっぱり大手の方がいいか、とは思いたくないが、こう何度もダウンするようではそう思わざるをえない。

 企業とは必ずトップの姿勢が投影されるもの。
プラグマティックに自己利益追求を優先し、そのために人を利用することしか考えてない企業人をたまに見かけることがあるが、そんな人間にならないようにしたいものだ。

地震雲かも?

2005-05-19 20:55:55 | 雑感
 5月19日PM6時~7時の間に福岡市内南区で撮影したものです。
夕日が沈む西の方向、つまり福岡西方沖地震の震源地の方向です。
雲が西の方向から放射状に立ち上っているように見えます。
雲の形は不動明王像が背後に背負った火焔のような形をしていました。
 もし、これが地震雲だとしても、大きな地震ではないと思います。

 画面中央に太陽の暈(かさ)が見えると思います。
太陽の位置は画面下ですから、輪の向きは反対です。
雲が水分を含んでいる時に太陽の周囲に暈ができますが、今日は朝から晴れでした。

香港の朝は太極拳で始まる。

2005-05-16 00:46:13 | 雑感
 朝、公園に行くとこうした光景に必ずお目にかかる。
太極拳に限らず様々な体操、民族楽器による演奏、歌、踊りなどを、思い思いに行っている。
大抵はこのような少人数グループで行っているが、1人で黙々と太極拳に汗を流している人、気功で精神を集中させている人も多い。
 香港は北京語ではなく広東語。太極拳の掛け声も北京語で「イー(1)、アール(2)、サン(3)」ではなく、「ヤッ、イー、サーム」と広東語で掛けていた。

 写真は九龍半島のメーンストリート、ネイザンロードに面した九龍(カオルーン)公園内。撮影はニコンのデジカメ、Coolpix5700。香港旅行中の写真はすべてCOOLPIX5700。

香港空港でちょっと戸惑う。

2005-05-13 12:47:45 | 雑感
 久し振りの香港である。以前行ったのは中国に返還される1年前だから96年。自分の感覚では5年程前かなと思っていたけど、9年も前だった。
まだ当時は新空港建設中だったので、新空港に降りたのは今回が初めてだ。

 戸惑ったのは飛行機を降りてから荷物を受け取るまでに列車で移動したことだ。
羽田の感覚ではモノレールに乗るのは空港を出てからだからちょっと不安になったが、「Arrival」の表示に従っていくと他に行きようがないし、外国人も皆そちらに移動しているから間違いないだろうと列車に乗る。

 皆が移動する後に付いていって変なところで降りたり、違う場所に行った経験がニューヨークでもあるので、入国審査を抜け、荷物受け取りロビーに付くとホッとした。
 実は香港滞在中にシンセンに行ったが、シンセンから再び羅湖(ローフー、香港側)に入境する時、同じような失敗をしてしまった。疲れてくると案内表示を見落としたり、よく見ずに人の流れに付いていくことがあるので要注意だ。

 ともあれ無事、到着ロビーに出、ちょっとコーヒーでも飲んで一休みと思った時に目に付いたのが熊本発祥のとんこつこってり味の「味千拉麺」。
 熊本を中心にチェーン展開しているが、近年は中国での出店を加速しており、数年前、上海に行った時に「長崎チャンポン」の店と同じくよく見かけた。
 香港と上海、どちらが先に出店したのか知らないが、国内の店舗よりは中国の店舗の方がきれいな店作りをしている、というより最近の新しい店舗は昔のラーメン店のイメージを脱却し、ファーストフード的な店作りにどこもしているということだろう。
 創業者の重光氏は台湾出身で、海外1号店はやはり台湾に出している。2代目の代になってから積極的に海外展開を図りだしたようだ。

香港に行ってきました。

2005-05-10 23:39:44 | 雑感
 GWに気の置けない仲間2人と香港に行ってきた。2人は東京から、私は福岡からで、香港で合流。
 このところJALはなにかと問題ありなのでキャセイ航空で飛んだ、というわけではなく、ただ単に料金が安い方を選んだだけ。台北経由の便だったので飛行時間は5時間。出発時間と到着時間を見た時、所要時間は4時間だったので、これなら1万円少々安いキャセイで、と思ったが、時差の関係で1時間プラスしなければならないのを忘れていた。5時間もかかるなら1万円強余分に払っても早く着く飛行機の方がよかったと思ったのは香港に着いた時だった。
 福岡出発時に最も搭乗者数が多かったのは韓国ソウル行き。逆に最も少なかったのは上海行きで、搭乗者は10人程度だった。