栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

「賞味期限」に縛られすぎている日本人

2007-01-26 19:34:57 | 視点
 メーカーや販売店が消費期限・賞味期限をごまかす今回の不二家のような例は論外
だが、最近の日本人はあまりにも賞味期限を過信しすぎというか頼りすぎている嫌い
がある。
 実は5、6年前のことだが、妻が闘病中だったため親戚のが来て食事を作ってくれ
たのはいいが、ついでに冷蔵庫の中を掃除しておくねといって賞味期限切れの食品を、
主に瓶詰めのものだったが、全部捨てられた経験がある。
とにかく賞味期限を1日でも過ぎたものは食べられないと思い込んでいるわけだ。

 賞味期限切れ=腐敗ではない。
賞味期限というのは、それを過ぎると品質の保証が出来ないということであり、食べ
られないということとは別である。
でも最近の消費者は自分で判断できないから表示されたもののみを信じている。

 逆のことでは冷蔵庫の過信もある。
冷蔵庫に入れておけば安心というやつだ。
庫内の温度がいくらか、変動があるかないかによって、腐敗の度合い(細菌の活動)
は変わってくるのだが、それを考えない。
 例えば我が家の冷蔵庫はほとんど開け閉めがない。
ということは庫内の温度にほとんど変化がないということである。
時々冷蔵庫の中で豆腐等の水が凍っていたりして驚く。
すると頻繁に冷蔵庫を開け閉めする家庭とは冷蔵庫の中の食品の持ちがまったく違っ
てくる。
 まあ、あまり威張っていることではないかも知れないが、我が家の冷蔵庫のなかに
は賞味期限切れの商品が溢れている。
牛乳にしても数日の賞味期限切れでも平気で飲んでいる。
乾物に至っては賞味期限の表示そのものがおかしいと思っているからまったく気にし
ない。
卵はコップに浮かせて鮮度を確かめているし、牛乳も多少不安な場合は水に入れて凝
固するかどうか確かめている。

 ただ現代人は清潔すぎて体内から細菌を除去しすぎているし、きれい好きが高じて
ちょっとした細菌、微生物の類にも耐えられなくなっているから、過敏症の人は真似
をしない方がいい。
 しかし、私は高校生の時まで冷たい牛乳は一切ダメで、必ず温めて飲んでいたが、
大学に入って独り暮らしをするようになって、体内を鍛えないと軟弱な体になってし
まうと反省し、逆に硬いもの、繊維質のものを食べ腸を鍛えていった。
お陰で冬でも冷たい牛乳をゴクゴク飲んでも大丈夫になった経験がある。
 過度の潔癖性は人間形成にも影響を及ぼすからご用心。

 ただ、こうした個人の判断と不特定多数の人に食品を提供している企業が賞味期限
をごまかすのは別問題である。
先の投稿者もその辺りのことを充分に踏まえた上での意見なので混同しないように
お願いしたい。


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